アメリカの大学に留学して、入りたいクラブがなかったから作ってきました

2015年6月にサムライカレーにやってきた岸本君。

カンボジアでも、店内にサムライ撮影スタジオを作るなど派手にいろいろやっていたのですが、そのあと留学したアメリカでも、派手にやっていました。
どんなことをしでかしたのか、インタビューしてみました。

岸本君は、大学5年目を休学して、大学の留学プログラムを使い、アメリカの大学に1年留学をしています。
日本の大学では化学を学んでいたのですが、アメリカでは経営や経済を学んでいます。

留学先は田舎の大学。生徒は4割くらいがアメリカ人。それ以外が留学生。
留学生は、中国、インド、韓国、ギリシャその他諸々で、中国人が一番多いそうです。

「せっかく外国きたから、日本人とはあまりつるまないようにしてます」

同じ大学からも十数人留学をしているのですが、彼らとはできるだけつるまないようにして、アメリカ人やその他留学生と一緒に行動するようにしています。友達は、ホームパーティーなんかに積極的に参加するようにして、会場で話しかけて作っています。

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英語で、会話をし、英語で物事を学ぶために来たので、日本人と行動するのは得策ではない。生活の99%は英語です。ちなみに、寮のルームメイトもアメリカ人です。

「入りたいクラブがないから、自分でつくっちゃいました」

岸本君の趣味のひとつにトランプのポーカーがあります。
その中でも、テキサス・ホールデムというルールのポーカーがあり、アメリカに行ったら同好の士がいるかなと思っていたのですが、残念ながら大学にそのクラブはありませんでした。

しかし、周りの友達と話をしていると、好きな人は結構いることが判明。
そこで、思いついたのが
「なかったら、自分でつくればいい」
というサムライカレーの教え。
早速、新しいクラブを設立する方法を調べてみました。

どうやら、5人部員を集めて、きちんと所定の書類を作り提出。その後、生徒会に具体的にどんな活動をすればよいのか報告すれば作れるらしいです。
意外と簡単なので、早速申請してみたら、あっさり却下。どうやら4年間在籍する普通の学生ではなく、1年しか在籍しない留学生であることがネックになったようです。

「却下されたら、そこからがスタートなんです」

ただ、そんなことで簡単に引き下がるような男ではありません。
却下された後、なにが問題点なのかを聞きにいき、改善内容を検討します。

どうやら1年しか在籍しないことから、それ以降のクラブの存続の可否が問題になっていたようです。それなら、4年いるメンバーも含めて会員をもっと増やせばいいのか?賛同者を増やせばいいのか?というように問い合わせてみると、あいまいな返事が。

そこで、実際に部員を37人まで増やし、賛同者の署名も集め、この申請期間に行った活動の実績と今後の活動予定をレポートにまとめ、生徒会の前でプレゼンをしてみました。
結果は、仮承認。4週間仮承認期間をやるから、その間きちんと活動ができることを証明できたら、設立を認めてやるということになりました。

で、そのミッションはきちんとクリア。正式にクラブとして承認されました。

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「新しい事をやろうとしたら、基本反対されるんです」

「やりたいことは何でもやっていい」というのがサムライカレーの売りになっています。これは、普通の社会はやりたいことをやらせてくれないという事実の裏返しです。
でも、どんなことでも、新しい事をやろうとしたら、だいたい反対されるんです。でも、大切なのは、反対されてからなにをやるかなんです。

反対されてはじめて、学校側がなにを求めているかがわかったから、それを解消するためになにをすればいいかが分かるんです。確かに、1年やって終わりのクラブは、学校的にもあまり嬉しいものではありません。だから、ちゃんと何年も継続的に続けられる仕組みをつくり、ちゃんと続けられることを証明する必要があったのです。

まずはやってみる。そして、やってみると、問題点がみつかる。その問題点を改善して再度実行する。
カンボジアのカレー屋でやってたことをアメリカの大学でもやってみたら、自分がやりたいことができるようになりました。

やりたいことができないと文句をいってもしょうがない
やりたいことができるように、自分がなにをするかが大切なんです。

そんな岸本君は、自分が作りたいと思っているプロダクトがあります。
このプロダクトを大手メーカーの担当者に聞いてもらうために、冬休みを利用して日本に帰ってきました。

「もしかしたら、その会社でインターンの様な形で働かせてもらうかもしれません。
もしかしたら、普通にアメリカに戻って1年間の留学を続けるかもしれません。

大学卒業後も、日本で働くか、アメリカで働くか、起業するか、なにも考えていません。自分がやりたいことをするために、道を切り拓いていって、一番面白そうな道を選びたいと思っています!」

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サムライ君から一言

アメリカに行っても、カンボジアと同じノリで爆走する岸本君。
学校の生徒会が保守的なのも、何かしようとすると止められるのも、日本もアメリカもカンボジアもいっしょです。

そんななかで、やりたいことをやるためにはどうすればいいのか?
彼はその答えをカンボジアで見つけ出し、アメリカでもそれを実行しています。

彼が今後どんな進路を歩むか分かりませんが、どこに行ってもこのノリで、どんどん自分で自分の進路を切り開いていってほしいでござる。

 

岸本君の、カンボジアでの活躍は、こちら

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他の卒業生のその後は、こちら!
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