カンボジアは、国全体が一律に危険な状態ではありません。ただし、タイ国境付近には渡航を避けるべき地域があり、プノンペンやシェムリアップなどの都市部でも、ひったくりや盗難に注意が必要な場所や時間帯があります。
ニュースを見ただけで渡航を諦める必要はありませんが、観光地だから安全だと決めつけることもできません。滞在する地域の治安に加え、夜間の移動や貴重品の管理など、現地で気をつける点を事前に確認しておきましょう。
カンボジアは全土が危険なわけではない

2026年7月2日付の外務省の危険情報では、タイ国境から30km以内がレベル3、30kmを超えて50km以内がレベル2です。一方、それ以外の地域はレベル1となっています。

つまり、カンボジアという国名だけで渡航の可否は判断できません。まず、自分が滞在する街と活動場所が国境からどの程度離れているかを確かめる必要があります。
2026年の治安は地域ごとに分けて判断する

特にタイ国境に近い場所へ移動する予定がある場合は、出発地と目的地だけでなく、途中で通る道路や立ち寄る地域まで確認してください。
| 地域 | 2026年7月時点の目安 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| プノンペン | レベル1 | ひったくり、詐欺、夜間の移動 |
| シェムリアップ | レベル1 | 窃盗、交通事故、観光地での荷物管理 |
| タイ国境から30km超50km以内 | レベル2 | 不要不急の渡航を避ける |
| タイ国境から30km以内 | レベル3 | 渡航を中止する |
危険情報は情勢に応じて変更されます。旅行会社や運営団体の説明だけでなく、外務省の発表も自分で確認しておくことが大切です。
プノンペンやシェムリアップで注意したい犯罪

日本人が遭いやすい被害として、ひったくり、スリ、置き引き、空き巣などが挙げられています。路上で操作していたスマートフォンや、トゥクトゥクの座席に置いたバッグを奪われる例もあります。
また、プノンペンでは旅行者を狙った賭博詐欺も報告されています。
日本で暮らしていると、知らない人から声をかけられても、そこまで警戒しないかもしれません。しかし、海外では日本では思いもよらない方法で犯罪に巻き込まれることがあります。親しげに誘われても、相手の家や店など、安易について行かないことが基本です。
被害を避けるために渡航前から決めておきたいこと

防犯は、現地に着いてから考えるのでは遅いです。現金やカードは一か所にまとめず、パスポートのコピーと緊急連絡先を、スマートフォン以外にも残しておきましょう。
空港から宿泊先までの移動手段も事前に決めます。配車アプリを使う場合でも、道路脇でスマートフォンを長時間操作しないよう注意してください。海外旅行保険の連絡先も、すぐ確認できる場所に保存します。
大学生と保護者が確認したい宿泊・移動・緊急対応

確認しておくべきことは、漠然とした安全対策ではなく、問題が起きたときに誰が何をするかです。説明会では、自由時間の範囲や日本語で相談できる相手についても聞いておくと判断しやすくなります。
海外インターンは治安だけでなく運営体制まで確認する

個人旅行と海外インターンでは、現地での動き方が異なります。街に出て調査や販売を行うプログラムでは、宿泊先だけでなく、活動地域や移動方法、一人で行動する場面があるかも確認が必要です。
サムライカレーでは、複数名のチームで販売に取り組み、結果を見ながら方法を改善し、最後に成果を発表します。活動内容が具体的だからこそ、どこで誰と行動するかも事前に把握しておくべきです。
| 確認項目 | 個人旅行 | 運営付き海外インターン |
|---|---|---|
| 宿泊先 | 自分で選ぶ | 運営側の選定基準を確認する |
| 現地移動 | 自分で手配する | 手配される範囲を確認する |
| 活動場所 | 自分で決める | 販売や調査を行う地域を確認する |
| 緊急連絡 | 自分で準備する | 現地と日本側の連絡体制を確認する |
| 同行者 | 自分で判断する | チーム構成と一人行動の有無を確認する |
渡航直前に最新情報を確認して最終判断する

3か月未満の渡航では「たびレジ」に登録すると、安全情報を日本語のメールで受け取れます。活動地域や移動方法に不明点が残る場合は、説明会で確認してから参加を判断しましょう。
カンボジアは、日本と同じ感覚で過ごせる国ではありません。ただ、危険な場所や犯罪の手口を知り、夜間の行動や荷物の管理に気をつければ、避けられるトラブルもあります。
サムライカレーでは、参加者が現地で安心して活動できるように、宿泊先や移動方法、活動する場所、緊急時の連絡体制を事前に確認しています。活動も基本的にはチームで行い、一人だけで判断や行動を抱え込まないようにしています。
もちろん、どれだけ準備をしても安全を保証できるわけではありません。だからこそ、現地の状況を正しく知り、本人と保護者が納得したうえで参加を決めることが大切です。気になることがあれば、説明会で宿泊先や移動方法まで具体的に確認してください。


