- 基本情報
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華歩さん
大学1年で参加
私は、高校生時代の丸3年間をコロナ禍で過ごしました。国際高校に通っていたため、海外留学を考えて入学しましたが、コロナ禍により海外プログラムが実行されず、留学の機会が一切ありませんでした。
そのため、大学生になったら海外へ行き、海外の現状を知りたいという強い思いを抱くようになりました。そんな中、大学を通じてサムライカレープロジェクトを知りました。私は経済学科の学生であるため、経済の一連の流れを実際に理解できること、そしてカンボジアで初めて出会う仲間と共に課題解決に取り組むという点に魅力を感じ、このプログラムに参加することを決めました。
参加する前は、カンボジアに対して“発展途上国”というイメージを持っていました。土地は開けていて、街灯は点々としか設置されておらず、道もあまり整備されていない。また、浮浪者が多く治安が良くない印象がありました。しかし、実際に訪れてみると、道は整備されており、特に首都周辺は明るく、ホームレスも日本より少ないと聞きました。その結果、カンボジアへのイメージが180度変わり、住みやすそうな場所だと感じました。
このプログラムの中で、私たちのグループは抹茶ドリンクとフルーツ大福、フルーツサンドを2ドルで販売し、目標の200ドルを大きく超える339ドルを売り上げました。1日目は王宮前広場で一日中歩き売りを行い、その努力が実って売り上げは好調でした。
しかし、2日目は雨に見舞われたため、売る場所を変えることになりました。私は1日目と同様に王宮前広場で傘をささずに販売を続け、グループ内で常に連絡を取り合いながら“どこに向かってほしい”“もっと商品を持ってきてほしい”といった指示を徹底しました。その結果、雨の中でも売り上げを伸ばすことに成功しました。
このインターンに参加して、私の性格は大きく変わりました。以前は引っ込み思案で、自ら行動することはありませんでしたが、この2週間のカンボジアでの経験を通して“まずはやってみる”という行動力が身につき、失敗を恐れなくなりました。そのため、現在は大学の講義で真っ先に発言をしたり、興味があることにはすべて挑戦してみるという実践的な力が身につきました。
また、初めて会う人々と2週間過ごした経験から自信がつき、どんな人ともコミュニケーションを取れるようになり、人と関わることが大好きになりました。
現在、私は学童のアルバイトをしています。この経験を通じて、人を支えたり、何かを教えたりする力も培うことができました。これからもこのような経験を活かし、さらなる成果を出せるよう努力を続けたいと思います。このサムライカレープロジェクトでの経験は、私の成長の大きなきっかけとなりました。