米村弘海さん (2015年8月生)
現在、アメリカに留学中の米村さん。
夏休みがなんと4ヶ月もあるので、その間何をしよう?という中で選んだのがサムライカレープロジェクト。
過去の参加者の中でNo1の英語力と、行動力は、カンボジアで何を生み出したのでしょうか?
Q.サムライカレーで学んだことはどんなことでござるか?
まず、ある程度考えをまとめたら、失敗も覚悟して実行に移す大切さです。
確かに行動に移す前に入念に議論して、準備を怠らないことは大事なことです。しかし、行動前の議論では、憶測でしか測れないことが多々あります。実行して初めて得られる知識や情報はとても重要です。その時点では失敗したとしても、これらの有益なデータを基に、軌道修正して、目標達成に向け努力することが憶測に頼らない効率的な方法だということを学びました
そして、主体性を身につけられたことです。
お店で自分が改革したいことを実際に実行しているとき、またそれが完成したときに主体性の大切さを実感し、喜びを得ることができたからです。
サムライカレーの素晴らしいところは、経費で自らお店の改革ができるところです。もちろん経費は承諾を得た上で使用できます。日本とは違い、物価が非常に安いですし、改革に投資するお金も経費から出るので、失敗を恐れずやりたいことにチャレンジできます。飲食店での経験がなかった私にとって、絶好の環境でした。
例えば、こんな風に派手な看板をつくったり、
求人広告を出して集めた求職者を面接して英語が喋れるスタッフを雇ったり、
売上向上のためなら法律を犯さない限り何でもありです。笑
そして、できる限り成功させようと思ったことが失敗したとき、そこで得られる教訓も貴重であり、今後の人生の糧になります。結果、自分で決断したことに責任をもって行動できました。
もうひとつは、目標達成のためにやることの中で優先事項を決めることです。目標を決めれば、やるべきことが見えてきます。それらをもれなくピックアップし、優先順位を確定させることが大事なことだと学びました。
なぜなら、役割分担をし、スケジュールを立てても、予定通りに進まないことがほとんどなので、優先度の高いものからこなしていくことが柔軟に対応できる方法だと考えるからです。逆に言えば、一日のTo Do リストをただ上から順にこなせば、後になって重要事項がその日のうちに出来なかったというのは大きな問題となってしまいます。
最後に、チームで出た案を皆でブラッシュアップすることや、組み合わせて相乗効果を生み出すようにすることです。
人が考えた案に、いきなり確実性や効果を期待することは難しいです。ですから、自分の案にも自信が持てません。しかし、自分を含めメンバーがそれらの案を別の見方からよりよく改善することができます。よって、ある程度考えた案ならば、きちんとチームメイトにシェアすることが大切だと感じました。
Q.サムライカレー1ヶ月で、自分自身が成長したと思う事はどんなことでござるか?
チームでのディスカッションにおいて、柔軟に自分の考えをまとめ、きちんと発言する力です。
Q.なぜ、そのような成長ができたと思うでござるか?.
間髪を入れないミッションのおかげです。次々とミッションが課され、非常に限られた時間の中でチームとしての意見を即座にまとめることは大変でした。
これまで、会議前に事前に意見を準備しておくことが最重要であると考えていました。しかし、全体の意見が思わぬ方向に進むことも多々あり、何が最適方法なのか、かつ他に方法はないのかという思考をその場で迅速に求められました。普段はなかなか出来ない貴重な体験でした。
Q.「まだ自分には足りない」と感じていることはあるでござるか?
自分のやりたいことをチームでのディスカッションできちんとシェアすることです。またその際、納得してもらえるように論理的に発言することです。
具体的には、なぜそれが目標達成のために有効なのかを自分自身で深く問い詰めることが出来ませんでした。前述したとおり、仲間にブラッシュアップしてもらうこともできますが、そのように促せるほどの案を考えるのは自分の責任です。
Q.今後、どんなことに取り組みたいとおもうでござるか?
エンターテインメントビジネスに興味があります。
今の目標は、日本、アメリカで体験した音楽系、映像系のエンターテインメントを他の国にも広め、享受していただくことです。幼少期から、多くの人を驚かせること、感動させることが大好きでした。相手も自分も満足する、そんなビジネスがしたいと考えています。その方向に向かって、突き詰めていけば、更に目標を具体化させることが出来ると思いますし、目標が変わる可能性もあるでしょう。
現在は、この目標を達成するためにも、その業界とのつながりを増やすことや、情報収集、自らの交渉力を養うことに尽力したいと思っています。更に、サムライカレーも含め、東南アジアでの発展途上を感じることの出来る生活はとても刺激的でした。東南アジアはまだまだビジネスチャンスが溢れていると感じました。この先、東南アジアで自分のやりたいことが出来るか考えていきたいと思います。
カンボジア人100人アンケート!企画で、カンボジア人の女の子たちに大人気だった米村さん。
初日、飛行機に乗り遅れて遅刻という波瀾万丈のスタートでござったが、みごとにアンケート、ワールドカップ予選での寿司250個販売、サムライ写真撮影所建造と、仲間と力を合わせて成果をだしてくれたでござる。
ただのレストランではなく、エンタテイメント性を持って、外国人の人たちが来たくなるお店を作った経験は、今後歩み始めるキャリアにきっと生きてくるでござる!
まずは、アメリカ留学、頑張れ!