サムライカレーがスタートして1年以上経つと、当時大学生だった卒業生が社会人になり活躍を始めているでござる。
そんな、卒業生にサムライ君がインタビュー!
サムライカレーの経験は、社会人になってからも役に立つのか!?
最初のインタビューは、サムライカレー2期生の大和君。
彼は、大学最後の春休みにサムライカレーに来て、終了後すぐに大手人材会社に入社したでござる。
人材会社では、法人営業を担当しており、初年度営業成績全国1位!と、大活躍中。
サムライカレーの経験がその活躍に役に立ったのか?その成功の秘訣は?ということをインタビューしてみたでござる。
–サムライカレーを卒業して1年半。見事な大活躍、素晴らしいでござる。おめでとうでござる。
ありがとうございます。
–さっそくですが、具体的にどんな経験がいまの好成績に生きてると思うでござるか?
失敗することを恐れずに行動している事だと思います。
最初に、失敗を前提にとにかくやってみる。そして、失敗したら失敗の原因を分析して、ベストな方法に向けて調性していく習慣というか考え方が身に着いたのが大きいかなと思います。
周りの人は、これやったら怒られそうかな?とか余計なこと考えて結局行動に移すのが遅れてる間に、自分はどんどん動いて、失敗したり成功したりしている。その行動量の差が、営業成績に表れているんだと思います。
–確か日本人には、なかなか行動しないひとがおおいでござる。失敗したら、やめて、そこから修正すればいいだけなのに。
ほんとそれですww
入社前にそれに気が付けたのはほんとに幸せでした
今新卒の教育係もしてるのですが、毎回「こういう提案していいんですか?」とか質問してきます。「いちいち聞かなくていい。まずはやってみよう!」と答えています。
–サムライカレーで、店長が言うのと同じ台詞でござるな。
そうなんです。
「とにかくやってみる」って人は本当にすくないなあと思います。だから、チャンスがいっぱいなんです。
–1ヶ月のサムライカレープロジェクトで、学んだことで一番役に立ったことはなんでござるか?
ひとつにはまとめられないですね…。
主だったところで、3点。
まずは、「高い目標にチャレンジする事」です。
サムライカレーで、カレーパン1000本プロジェクトを行ったとき。達成できないような目標を立ててそれを達成するために考え・動きました。あの経験のおかげで「できる理由を考える癖」がつきました。
完全にノリで「サムライカレーパンを1日で1000本売るぞ!」と決まった時、そもそもカレーをそこまで大量に作り保存するノウハウすらない状況からのスタートでした。
一見無謀に見えますがそこから試行錯誤しながら前進していったあの時に今までの自分ではない、次のステージに成長したと思っています。
2つめが「PDCAを回すサイクルがとにかく早くなった事」です。
あの時はとにかくやることがが早くて、思い立ってすぐ行動。そしてその結果が悪かったらその場でやり方を変えて試す。その行動、検証、再度チャレンジのサイクルの速さが今でも染みついていると思います。
1000本チャレンジのときにカレー作る単純作業をするためのヘッドハントをしようとプノンペン大学に行って声かけていたら、カレー作るよりもウエイターやりたいって学生が多く開始5分くらいで路線変更。接客要員確保に向けて声かけまくり侍ガールズたちを採用しました。
そして、大学では雇えなかった単純作業員はお店の近所にいたおっちゃんで賄ったり。
スタジアムでのカレーパン販売する際も、一人一人に声かけて口説く戦法がうまくいかなかったときに、大声で叫び目立つという戦法に切り替えたらうまくいったり。
絆フェスタという日本人、カンボジア人が集まるお祭りで売店をやったときも、お客さんはたくさんいるのに、全く売れない。周りの店舗と同じくらいの価格に下げても売れない。
そこですぐに「なんで売れないんだろう」ということをみんなで考え、「カレーを知らない人が多いんじゃないか?」という仮説を立てました。
「じゃあ、ただで試食してもらえば『カレーって美味しい』って知ってもらえるんじゃない?」という案が出て、即実行。これで、たくさん売れるようになりました。
たぶん、その仮説が間違っていて試食しても売り上げが伸びなかったら、また別の仮説を立てて行動。これを何度も繰り返せばいずれ当たるだろうっていう確信を持って行動できたのが大きかったです。
こうやって、とにかくPDC回すサイクルが早く考えながら行動できるようになったことは、仕事でもものすごく役に立っています。「とにかく爆速でやってみる」のが普通になると、帰ってきたとき周りと比べて自分の行動が早いなあと感じることがよくあります。
最後が、「経営経験」です。
直接今の仕事に関係しているかわかりませんが、経営的な部分にも携われたのは良い経験でした。
原価率とか利益率とか人件費とか普段仕事していると考える機会がないのでサムライカレーやってよかったなと思います。
また、現地の日本人、僕とそこまで年齢が変わらないのに、20代で異国の地で起業して活躍している人を間近で何人も見たのでとっても刺激になりました。
あとは途上国という性質上、水道管が破裂したりしっかり値引き交渉しないととんでもない値段でもの交わされたりと色々あったのでそういった世界でも生き抜くためのサバイブ力もだいぶ養われた気がします(笑)
振り返ってみてやはりサムライカレーにしかも初期段階で参加できたのは本当によかったなと思います。
参加しようとしたら、親に猛列に反対されましたが無視してよかったですww
–猛烈な反対ってどんなことでござるか?我々の信用力がないのは百も承知で、普通どんな反応なのかは知りたいでござる
とにかく胡散臭いって言われましたね。
実績がないこと、インターン生がお金を支払う仕組みが引っかかってたみたいです。
会社として運営してるわけでもないし。
カレー屋さんやると言うとうたってるのに、メニューも値段もなんにも決まってないのはおかしい。あとインターンなのに何故参加者がお金払うのか。普通会社がインターン生に給料払うとんじゃないのか。
とにかく、情報がなさすぎて、詐欺じゃないの?もしくは、お金払ってわざわざ参加して無償でこき使われるだけじゃないの?そんな怪しいとこに海外で1ヶ月間も行かせるのは反対ってしつこく言われましたねwww
–確かに当時は、我々も手探り状態。店舗も間借りだったでござる。
今は、日本法人もカンボジア法人も作り、独自店舗も準備し、メニューや宿舎も充実している。でも、あの運営側も参加者側も手探りだからなんでもできる感は独特だったでござるな。
僕も改めて考えるとよく躊躇わず参加したなと思います。
あのときの自分に感謝です(笑)
そして、当時は海外勤務なんて考えもしてませんでしたが、今は、海外支社で働けたら面白いななんてことも考えています!
サムライ君からひとこと
「まずは、やってみる。失敗したら、分析して修正する」
これが成功の近道であることは「失敗は成功の母」というエジソンの言葉にあるように、当たり前の事でござる。
しかし、日本の教育は「失敗しないこと」を教えることに偏っている。サムライカレーでは、このバランスを整えるために「好きなだけ失敗しろ。問題が起こったら、社長が謝ってくる」と言っているでござる。
そのメッセージをストレートにうけとり、どんどん失敗しながら、成功を紡ぎ出していく経験は、周りの日本人のライバルとの大きな差別化になり、このような素晴らしい成果に結びついたでござる。
「失敗は成功の母」なんて言葉は、子供のころから何百回も聞いているような言葉で、日本人の誰もが知っている。でも、それを仕事で実行出来るのは「失敗が成功を産んだことをリアルで体験したことがある人」だけなのでござる。
みんなもぜひ、「失敗が出産する光景」をカンボジアに体験しにきてくだされ!
大和君の卒業直後の声は、こちら。