- 基本情報
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坂井さん
大学2年に参加
私は春休みやることがなく何かやりたいと思っていたため、サムライカレーに参加しようと思いました。長期で海外に行き、他の人がやっていない学生の時期にしかできないことをやっておきたかったのです。
そこで、学校の海外インターンの要項の中で、比較的参加費が安かったサムライカレーを見つけ、東南アジアにも興味があったため行ってみてもいいのではと思いました。
参加する前は、食に関してはスーパーやコンビニがなく、屋台ぐらいしかないと思っていました。また、1人で歩くのは危険で、道路も舗装されていないと思っていました。
しかし、実際にプノンペンに行くと、セブンイレブンやイオン、ダイソーなどがあり、日本の色を感じて安心しました。足りないものや食べたいものがあっても何とかできることを知り、そのような施設はとても綺麗で、プノンペンは思ったよりも栄えていて、夜景も見られるほど綺麗な観光地でした。
このプログラムの中で特に印象に残っているのは、ナイトマーケットでの食品販売の大変さです。
カンボジアの人の味覚や好きなものは日本人と違うという事実を再認識し、市場調査や試食会を行ってアドバイスを得て改善策を考え、商品や味、値段を変えるなど多くの試行錯誤をして販売当日を迎えました。
しかし、販売1日目は歴代最低レベルにお客さんがお店に来ず、たこ焼き7個と餃子1個で計14ドルしか売れませんでした。
焦った私は、集客があるローカルなお店の販売方法やお店の雰囲気を観察し、自分たちが足りないことを見つけていきました。その夜チームで会議を開き、「スイーツたこ焼き」というカステラの商品開発をしたり、価格を見直したり、たこ焼きの認知度を利用してフォトスポットを作ったり、とにかくどうしたらカンボジアの人々が買ってくれるのかを考えました。
その結果、2日目は100ドルを売り上げることができました。3日目はさらに多くの海外の方に声をかけ、販売方法を工夫して、チームで夜まで粘り、目標の250ドルを超える270ドルを売り上げることができました。
このように売れ行きの悪さに頭を抱えたものの、がんばろうと元気になれたのは、同じ状況で一緒に悩める仲間の存在があったからです。初対面なのに皆ここまで仲良くなれたのは、このような実践的なプロジェクトと困難があったからだと思います。とても参加してよかったと思います!
海外の方に声をかけて自分たちが作ったものを売るというコミュニケーション力が必要となります。私は1日目は怖くて軽々と話しかけられなかったし、売り方もわかりませんでした。しかし、やっていくうちに、友達の話し方を真似して段々会話をしていくことができるようになりました。また、目標をもって自分たちの作ったものを売るというのは初めての体験だったので、自分が話しかけた人が買ってくれる喜びと友達と協力する楽しさを知りました。
その後もカンボジアや東南アジアに興味を持ち、東京でのカンボジアフェスのボランティアをする機会をいただくなど、インターンに参加していなかったら得られなかったことやイベントごとが多くありました。
もともと知らない人に声をかけるのはとても苦手な訳ではありませんでしたが、インターンを通して海外の方と話す重要性や楽しさを知り、実際に東京で困っている人を見かけたら自分から声をかけようというマインドになりました。
日本全国、さらにプノンペンでもたくさんの友達が作れたし、これから就活ですが話せるネタになる気がします!いいことばかりでした!