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saさん
大学2年生

私は、「発展途上国でのリアルな挑戦を通じて、自分に自信をつけたい」という思いから、サムライカレープロジェクトへの参加を決意しました。知らない土地で自分の力を試してみたい、そんな想いを胸に、初めての海外渡航先としてカンボジアを選びました。
出発前は、「地雷が埋まっていて危険そう」「商業施設なんてほとんど無さそう」といった漠然とした不安ばかりが頭をよぎっていました。正直なところ、空港に向かう道中も、心臓の鼓動がどんどん早くなっていたのを覚えています。
しかし、実際に現地に足を踏み入れてみると、その印象は一気に覆されました。空港を出た瞬間、整備された道路、近代的なビル群、そしてスマホで自撮りをする若者たちの姿が目に飛び込んできたのです。活気に満ちた街並みは、むしろ私の地元よりも洗練されていて、強い衝撃を受けました。
プログラムの中でも特に印象深かったのは、大福や抹茶ドリンクを販売した出店活動です。スパイスの香りが立ちこめる市場の一角で、現地の人たちに向けて声を張り上げながら販売を行い、わずか3日間で339ドル、現地の平均的な1週間分の給料にあたる売上を記録しました。

もちろん、順風満帆だったわけではありません。販売を目前に控えたある日、現地の大学生との試食会で、「パイナップルやオレンジ入りの大福は甘すぎて合わない」というフィードバックを受け、急きょ販売計画を練り直すことに。戸惑いながらも、私たちは思い切って“高級フルーツ”として珍重されているイチゴに絞り、特別感を演出しました。さらに、ラップで包んだ大福が「ゴミに見える」と指摘された問題にも対応し、専用の透明容器を用意。フタに「ありがとう」と手書きのメッセージを添えることで、贈り物のような温かみを加える工夫を凝らしました。

悔しさや焦り、不安と向き合いながらも、仲間とともに考え抜き、乗り越えた時間は、今も鮮明に思い出されます。
この経験は、就職活動においても大きな武器になりました。特に最終面接では、役員の方々が身を乗り出してカンボジアでの話を聞いてくださったのが印象的でした。そして何より、私の中に「自分にもやれる」という確かな自信が芽生えたことが、最大の成果だと感じています。今では、未知の環境にも臆することなく飛び込める自分がいます。


