ちかさん ~ 大学1年で参加
私は、大学で何もしないまま過ごしたくないという思いと、新しいことに挑戦して将来の夢を見つけたいという気持ちから、サムライカレープロジェクトに参加しようと思いました。また、海外での生活や、実際に何かを売るという経験にも惹かれ、これは自分にとって大きな挑戦になると考えました。
参加する前は、カンボジアは内戦が比較的最近まで続いていたという歴史から治安に対して不安を抱いていました。また、発展途上国というイメージから、街並みが整っておらず、衛生面も良くないのではないかと心配していました。
しかし、実際に現地に行ってみると、思っていた以上に治安が良いことに驚きました。財布を5回も落としてしまいましたが、すべて無事に戻ってきたことは感動的でした。
現地の方々はとても親切で、言葉が通じない場面でも困っていると親身になって助けてくださり、その温かさに心を打たれました。また、食事が日本人の口に合う味付けで、美味しいものが多かったことも印象的でした。
一方で、経済格差の大きさには驚かされました。裕福な人々が住む地域と、発展途上国の厳しい現実を感じさせる地域のコントラストが強烈で、さまざまな意味で刺激を受けました。
特に印象に残っているのは、イオンモールのプールエリアで飲食店を運営したインターンでの経験です。
最初の2日間はまったく商品が売れずに苦戦しましたが、現地のお客様に直接ヒアリングを行い、彼らが「甘いものやカラフルなもの」よりも「ご飯もの」を求めていることを知りました。
そこで肉巻きおにぎりを開発し、販売場所を工夫したり、歩き売りを取り入れたりした結果、大盛況となり、売り上げ目標を達成することができました。この経験を通じて、困難な状況でも諦めずに対応する力や、お客様の本音を引き出してニーズに応える力を身につけることができました。
その結果、自己分析を深め、大学2年次の長期インターンで成果を上げることができました。
また、「楽しんで生きる」ことの大切さに気づき、学生生活や人生を充実させるために自分から行動する姿勢を持つようになりました。
この経験をきっかけに、学習支援や子ども食堂でのボランティア、アジア諸国への旅行、長期インターンなど新たな挑戦を次々に行うようになりました。そして、海外を視野に入れた将来像を描けるようになり、自分の人生にとって大きな転機となる体験となりました。
この2週間で価値観や考え方にとても大きな影響がありました。とても貴重な経験をありがとうございました。