外国人相手のマーケティングとは「カンボジア人はカレーが嫌い」と認識することです

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カンボジアのカレー屋の話をするときに、必ず最初に言うことが

「でも、カンボジア人、カレーが嫌いなんですよね」
です。

まあ、ごくまれにカレーが好きなカンボジア人もいますが、ほとんどの人はあのスパイスの匂いが嫌いです。
先日、代々木公園で行われたカンボジアフェスタで日本在住1-3年のカンボジアの若者たちに聞いてもこぞって「カレーは食べられません」と言っていたので、問題は根深いです。

カンボジアのカレーは、このような、ココナッツミルク中心の甘いカレー。(たまに辛いのもあります)

彼らにとって、カレーとは甘くてスープ状の食べ物です。
だから、日本のカレーを味見してもらって「これを美味しくして」とお願いすると、練乳を入れ始めます。

このように、同じ「カレー」であっても、日本人とカンボジア人の認識に大きな隔たりがあります。また、美味しいと思う基準も全く違います。

日本人が日本人にモノを売るときは、認識の隔たりも、美味しい基準も比較的少ないです。だから、自分が美味しいと思ったモノを売れば、お客さんは満足してくれる可能性が高いです。

しかし、外国人はそうもいかない。
自分がいいと思っても、お客さんがいいと思うかわからないからこそ、お客さんに対して徹底的なリサーチが必要なのです。

競合調査、アンケート、試食会。
口では「美味しい」と言ってもお世辞の可能性もあります。数字だけではあてにならない。口に入れた時の表情が大切です。

そんなことは、実際にやってみないと学べないのです。

このような「自分がいいと思うモノが、お客さんがいいと思うとは限らない」は、飲食だけではありません。
例えば、もうすっかり海外で見ることがなくなってしまった日本製の洗濯機。

コンパクトで高機能なのですが、
コンパクトな洗濯機はアメリカ人やラテンアメリカの人たちにはパワーが弱そうに思われる
多機能なボタンがたくさんついている洗濯機は東南アジアの人たちに使うのが難しそうだと思われるのです。

日本人がいいと思う「コンパクトで高性能」が現地の人に思いっきり嫌われているわけです。

しかし、最近、パナソニックがインドネシアで洗濯機でヒットを飛ばしました。
それが、洗濯板付き洗濯機。

洗濯機の上面がざらざらになっていて、洗濯板としてこすり洗いができるのです。(ちなみに、ボタンは一個もなく、ダイヤルが3個あるだけのシンプル機能)

日本人からしてみたら、なんで選択した後にこすり洗いをしないといけないか意味不明なのですが、インドネシアのお母さん(またはメイドさん)的には、こすり洗いをしないと汚れが落ちた気にならないのだそうです。

今、日本の企業に求められているのは、このようなお客さんのニーズをくみ取れる人材です。自分は洗濯板付き洗濯機を欲しいとは思わなくても、お客さんが求めていることを見抜いて、商品化できる人。

こういう人は、マーケティング部門でも、営業部門でも、製品開発部門でも活躍できます。

そして、「このニーズをくみ取れる」というのは外国人のお客さん相手だけの話ではありません。日本人にだって、自分たちと全く違った嗜好を持つ人がたくさんいます。そういう人が求めているモノをくみ取れる人が貴重な人材なのです。

サムライカレープロジェクトでは、カンボジア人と本気で触れあうことで、「ニーズをくみ取れる」人材を育てています!

 

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