2019年8月からJTB主催でやらせていただいているサムライカレー高校生プログラム。
今回は、その第1期卒業生のM・Yさんにインタビューしてきました。
そして、今回は高校生プログラムを担当していたスタッフのサラさんからも当時の様子を話してもらっています。
まず、M・Yさんはどんな姿が印象に残っていますか?
大学生やカンボジア人に進んで声をかけていて、積極的な姿勢で活動に取り組んでいる姿をよく覚えています。
また、1つの視点ではなく、多くの視点から物事をみて意見を述べているのが印象的でした。
では、そんなM・Yさんにインタビューしていきたいと思います。
Q.サムライカレーに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
A.チラシがきっかけでした。
たまたま見つけたサムライカレーのチラシを見た時に、絶対に面白いと思い参加しました。
Q.プログラム参加前のカンボジアをどんな国だとイメージしていましたか?
A.発展途上国で非常に貧しい国のイメージでした。
Q.実際、市内視察でカンボジア市内をみてどうイメージが変わりましたか?
A.中国人が土地を購入して建物を立てていたりして、イメージとは違いました。
市内視察で、ダイヤモンドアイランドという場所に行きました。
そこのエリアは、中国人が土地を購入してビルを建設しています。
日本では、中国人というと『爆買い』で知られているのですが、カンボジアでは土地を購入していて、驚きました。
僕は、そんなにお金があるのであれば、もっと人の為になるような施設を作ればいいのになと感じました。
Q.カンボジア人の印象はどうでしたか?
A.カンボジア人は優しくて温かい人が多かったです。
僕のカンボジア人のイメージは、欧米人とは違って、喋りかけても真顔で怖いイメージがありました。
しかし、実際カンボジアの人達と交流すると、優しい人が多かったです。
Q.実際参加してみてどうでしたか?
A. 一言で言うと、楽しかったです。
環境が悪く、大変だと思い覚悟を決めて行きました(笑)が想像と全く違い楽しかったです。
普段生活する宿舎に大学生もいて、大学生との交流も出来ました。
Q.サムライカレーではどんなことをしましたか?
A. ビジネスを学びながら、商品販売をしました。
毎日、何をするのか、何をしたのか予習、復習をして、カンボジアの文化や経済を学習しました。
また日本の大学生やカンボジアの大学生との交流もあり、沢山の話を聞くことができ勉強になりました。
Q.何を販売しましたか?
A.クレープと綿菓子とカステラ
カンボジア人は甘い食べ物を好むと市場調査でわかったので、甘い食べ物を商品にしました。
Q.実際の販売で大変だったこと何ですか?
A.興味を引かせることが難しかった。
まず店や商品を見てくれず興味を引くことが難しかったです。
見てくれても見た目が良くないと買ってくれず結構へこみました。
そこから色々改善して何とか売ることができました。
1日目の販売は、想像以上に商品が売れなかったことに、落ち込んでいるような様子を見受けられました。
しかし、2日目の販売には、気持ちを入れ替えて、積極的に声かけをして販売している姿をみながら、高校生逞しいと思っていました。
大学生のプログラムで、初日の販売が上手くいかないと、2日目の販売も心が沈んで、上手くいかないことが多く、心配していたのですが、しっかり気持ちを入れ換えて、取り組む姿を見て、思わず感心してしまいました!
また、暗い時間帯の販売は、商品が見えなくなってしまうことに気づいて、ライトで商品を照らすように改善をしていました。
Q. 最後にこのプログラムを通しての一番の成長は?
A. 国際性と社会性を養うことが出来ました。
国際性を養うことができ、様々な見聞を広げることができました。
また、カンボジアの人たちや日本の大学生と交流することで社会性も養うことができました。
Q.プログラムに参加する前、親御さんは心配していなかったですか?
A.とても心配していました笑
最初はとても心配していたのですが、カンボジアについて調べてから、知人からカンボジアの状況も聞き、安全ということを伝えたら納得してもらえて参加することが出来ました。
Q.両親にはプログラム参加後どんな話をしましたか?
A.カンボジアのイメージの違いや、貴重な体験を通して学んだことを話しました。
Q.最後にこれから先、(高校卒業後もしくは、残りの高校生活で)どんな風になりたいですか?
A.変化が激しい社会で対応することができ、 またグローバルな世界で活躍できる人材になりたいです。
〜最後にスタッフサラさんから一言〜
高校生と過ごした日々を振り返ると、いろんな意見が常に飛び交っていたなと感じます。
高校生のこの時期に参加するからこそ、気づける点も多くあるのだろうなとスタッフの私も凄く刺激的な毎日でした。
その中で、1つ凄く記憶に残るエピソードがあります。
それは、プノンペン大学に交流をしてミーティングの時に、M・Y君が「カンボジア人への印象が変わりました。同じ人間なので、お互いの共通点を見出して、お互い協力できる関係が築くことが大切だなと思います。」と発言していたこと覚えています。
いつも凄く考えて意見を述べてるM・Y君が、その日は、何も考えず言葉を発する姿が見受けられて、凄く記憶に残っています。
この学びは、教科書では、教えてもらえない学びだったと思います。
この気づきや、このプログラムの経験を活かして是非、将来は、グローバルな世界で活躍できる人材になってください。
今後の将来のM・Yのご活躍を楽しみしております。
JTB主催!
サムライカレー高校生プログラムの詳細は、こちら!