教科書通りではない市場(マーケット)を経験|モノを売って稼ぐという行為 〜 成瀬 巧一さん

成瀬 巧一 関西大学商学部 3年

大学では商学部に所属する成瀬さん。講義や教科書を通したマーケティング、販促を現地で経験する事が出来ました。知識だけではなく、マーケティングリサーチを通して実際の現場と照らし合わせる事で上手く「つくね」を売ることが出来ました。これからは市場から直接お金を得るための創意工夫に挑戦したいそうです。

◆教科書通りではない市場(マーケット)経験

Q サムライカレーで、自分自身が成長したと思う事はどんなことでござるか?
今までは、授業を聞く(インプット)のみで、その知識を実際に使う機会(アウトプット)がありませんでした。そのため、本当に自分どこまでできるのかの実力がわからなかった。
しかし、今回のプロジェクトを通してインプットした知識を実際に使ってみることで、自分ができること、できないことがわかり、今の自分の実力を知ることができた。これも成長だと思います。

カンボジア人の文化、味覚など、日本と違う市場をどう攻めるのか、話し合いました。

市場調査と会議での意見交換で決定した商品はカレーではなくつくねでした

1)市場調査による商品開発

具体的には、プロダクトさえよければ顧客は商品を買ってくれると思っていました。しかし、現実は違いました。今回の場合、カレーの味は美味しくても、顧客はカレーを買ってくれませんでした。なぜなら、カンボジアではカレーは普段食べるものではなく、正月に食べるという文化があるからです。

カンボジアカレー(日本のカレーとはイメージが違います)

ビジネスをする上では、このように教科書には書いていないことが多くあります。それは、実際に現地に行かなければ分かりません。実際にビジネスに関わった事で、そういったことも知ることができました。

Qサムライカレーで上手くいったことはどんなことでござるか?

市場調査の結果をもとに再現した商品(つくね)を販売することで、売上目標を達成したことです。また、自分達が聞いた情報だけでなく、実際に販売場所に何度も足を運ぶことで、顧客のリアルな姿を知ることができました。これが、販売範囲拡大へと繋がり、売上にも大いに貢献できました。

2)チーム内でのコミュニケーション(意見の共有)

Q 自分が工夫した、がんばったことはどんなことでござるか?

個人ではなくチームで目標を達成するために、頻繁に会議を開くことでそれぞれの意見を共有できるよう工夫しました。これにより、チーム内で方向性の違いにより意見がぶつかることもあったが、お互いがしっかり意見を言い合うことで、みんな(チーム)が納得のいく方向(ゴール)を決めることができました。

納得がいくまで意見交換をした成瀬さん。

具体的には、一度、カレーを売るのかつくねを売るのかを巡り、グループ内で意見が分かれる事がありました。しかし、そこで会議を開いたことで、それぞれの意見を共有する事ができ、みんなが納得のいく方向を決めることができました。

◆カンボジア人の生活が体験できたプノンペン生活

Q プノンペンの生活はどうでござったか?

WILLONE Buildingのロケーションが良かったため、色々な場所へのアクセスが容易でした。

イオンモールやTK Avenueなどの富裕層向けのショッピングモールにも、地元の学校にも、ローカルマーケットなどへ行くことで、カンボジアのいろいろな人たちとと同じ目線で物事を見ることもできました。

急速な発展とそれに取り残されたローカルな場所の両方を同時に見るいい機会でした。

◆サムライインターンの経験をどう活かせるか

Q 今後、どんなことに取り組みたいとおもうでござるか?

自分が楽しいと思えることはもちろん、自分が苦手と思えることにも学生のうちに挑戦しておきたいと思います。また、ビジコンやインターンに参加することで、インプットだけでなくアウトプットにも力を入れ、自分がどんなビジネスができるか、どうやってお金を稼ぐかを、学生時代に挑戦していきたいと思います。

市場に直接触れて、自分でお金を稼ぐ経験がしたいと語る成瀬さん。頼もしいです。

学生時代の時間は宝物でござる。あと一年ですがカンボジアで感じたこと成長したことは
残りの時間をどう使うか?と言う事を考えるきっかけになったのではないではござるか?
今後の挑戦を楽しみにしています(^^)

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