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ゆーしんさん
大学2年生

私は漠然と「海外で働くってどんな感じなんだろう」と興味を持っていました。将来的にも役に立ちそうだと思い、サムライカレーに参加することにしました。
参加する前は「環境が汚くて、道路や電気も整備されていないんだろうな」とか、「インフラが大変そう」というイメージを持っていました。
でも実際に行ってみると、都市部は想像以上に発展していて、イオンもあったし道路もきちんと整備されていました。そして何より、人々がとてもあたたかく優しいことに驚きました。
一番印象に残っているのは、販売初日の売上がたったの11ドルしかなかったことです。お客さんが少なかったうえに、自分たちから声をかけることもできず、ほとんど売れませんでした。でもそこから販売場所をリバーサイドに変えたり、看板を工夫したり、現地の学生に手伝ってもらってクメール語で呼び込みをしたりと改善を重ねていきました。その結果、最終日には売上が150ドルまで伸びて、大きな達成感を味わうことができました。
また、リバーサイドで現地のTikTokerに声をかけてもらい、動画に出演したことも思い出深い経験です。その動画は6万回以上再生され、1万以上の「いいね」をもらいました。自分たちの活動を広く知ってもらえたことでティラミスが即完売するなど、情報発信の力を実感しました。人の力を借りることで自分たちの存在をより多くの人に伝えられるのだと学びました。
もともと私は「失敗したらどうしよう」と考えて行動に移せないことが多かったのですが、この経験を通して「まずはやってみること」が大事だと気付けました。実際に、今アルバイトしている新しい屋台でも、その姿勢を活かせています。まだルールが固まっていない環境ですが、オーナーと相談しながら「サッカーの試合をパブリックビューイングできる屋台」を目指して新しいことに挑戦しています。
サムライカレーで学んだのは、失敗を恐れずに一歩踏み出せば、その先に新しい発見や成長があるということです。

人生の中で最も濃く、学びの多い有意義な2週間を過ごさせていただきました。日本にいては決して経験できない貴重な時間でした。どんどん失敗しろ、というサムライカレーの方針は学生である私にとって、とても印象的で、わかっていても行動できなかった私自身の背中を押してくれたとても大切な考え方だと実感しました。それを身をもって経験することができたこの2週間をサポートしてくださった学生スタッフの皆様、上記以外にもたくさんの知識や情報を丁寧に教えてくださった森山さん、プログラムに携わってくださったCJCCの方々や愛センターの方々、全ての人に感謝しています。プログラムを通じて得られた深い知識や、今後に役立つ経験を自身のキャリア形成の大切な軸として、今後の学生生活、就職活動も頑張っていこうと思います。今後、サムライカレー卒業生としてもう一度このプログラムに携わることができたら幸いです。このプログラムのおかげで、海外に行き、学ぶことの難しさと面白さ、その魅力を十分にを感じることができました。本当にありがとうございました!


