関西大学の新規事業体験プログラムで参加してくれた、定真之介くんにインタビューしてきました。
Q.カンボジアの印象はどうでしたか。
A.想像以上に発展していて驚きました。
初海外で、カンボジアに来たのですが、ビルやショッピングモールが建ち並んでいたことに衝撃を受けました。
Q.役割はなんでしたか?
A.チームリーダーでした。
年齢がバラバラのチームでリーダーとして、「どう指示を出すべきか」「どう相手の意見を引き出すか」考えて
行動をすることを心掛けていました。
Q.チーム活動を通して学んだことは何ですか?
A.チーム内で意見を出し合うコミュニケーションが大事ということです。
チーム内でのコミニュケーションをしっかりと図れていなかった為に、お互い思っていることを言葉にしないで活動していたことが
販売に影響してしまって、時折スレ違いが起きてしまいました。
販売初日の後、チームで話し合いをして、チーム全体で意見を出し合い改善をしていった。
チームを上手くまとめれず、販売初日に自分なりに反省をしながら、コミュニケーションの大切さに気づきました。
短い期間で、このリーダーとしてチームをまとめることの大変さに気づく経験が出来たことは1番大きい学びでした。
Q.活動の中で、苦戦したことはなんですか?
A.カンボジア人とのコミュニケーションをとるのに苦戦しました。
僕は英語が苦手で、流暢な英語を喋ることができるカンボジア人とコミュニケーションを取ることに苦戦しました。
もちろんクメール語しか喋れないカンボジア人とのコミュニケーションも苦戦しました。
しかし、質問シートをあらかじめ作成していたので、聞きたいことは、しっかり聞けて、商品開発の改善点がわかりました。
Q.何を販売しましたか?
A.唐揚げ・パンケーキを販売しました。
カンボジアの気温は高いため、唐揚げを一気に販売所に持っていくと「腐りやすい」という問題がありました。その問題を解決するために「遅めの買い出し」と「時間をずらして販売所に持っていく」ことによって質を下げないで提供できるようにしました。
Q.どこで販売しましたか?
A.オリンピアモールというショッピングモールの広場で販売しました。
この写真の奥を注目していただくとわかるように、スターバックスがあり、スターバックスに負けないようにプロモーションを考えて
チームメンバーに看板を作ってもらいました。
Q売上はどのくらいでしたか?
A.870,000リエル売上げました。
Q.サムライカレーに参加して変わったことはありますか?
A.もっと色んな国に行ってみたいという気持ちになった。
建築学部なので、色んな国に足を運んで、建物をみたい。もっと色んな文化を知りたい。という海外への興味関心が深まり
今は、世界一周をしてみたいなという気持ちが強いです。
Q.将来はどんなことをやりたいですか?
A.日本で、昔からある『本来の暮らし』を守っていきたいです。
現在、関西大学の建築学部で、建築について学んでいます。
僕は、サムライカレーを通して、カンボジアに滞在していた時に、日本とカンボジアで共通していることがあるなと感じました。
カンボジアでは今勢いのある中国企業が続々と参入している現状にあり、中国企業の資金でビルやショッピングモールなどを次々に建設されています。また、日本でも社会問題が顕著になっていく地域や集落では「観光業の導入」が当たり前になって新しい建物が続々建設されているように思います。そんな現状を目の当たりにして、「本来そこにあった暮らしの良い部分は、もしかしたらなくなってしまっているのでは?」と考えました。 もちろん便利になることで人生に選択肢が増え、生活が豊かになるとは思います。その一方で、便利になったことによってなくなったかもしれない「本来あった暮らしの良い部分」もあると考えました。なので将来は、「本来あった暮らしの良い部分」残せる可能性というのを探し、大事なものを守りながら人々の生活を支えれるようになりたいです。