- 基本情報
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岡野知夏さん
大学1年で参加

私は、「挑戦したい」「もっと広い世界を見てみたい」という気持ちから、サムライカレープロジェクトに参加しようと思いました。
参加する前は、カンボジアと聞くとホームレスが多く、街全体がボロボロで不便な場所なのではないかと、少し不安に感じていました。
しかし、実際に現地に行ってみると、その印象は180度変わりました。想像以上に街は発展していて、スーパーやカフェ、ショッピングモールもあり、生活に必要なものはほとんど揃っていました。何より、現地の人々がとても親切で温かく、安心して生活できる環境でした。

このプログラムの中で特に印象に残っているのは、商品を販売したときのことです。カンボジアの人たちは食に対してとてもシビアで、「何を売っているのかわからないもの」には手を出してくれません。そこで、私たちは現地の人が知っている食材を使い、カラフルでかわいらしい形にしたり、見た目でも楽しめる工夫を凝らしました。実際に話しかけると耳を傾けてくれる人が多く、「あなたが頑張っているなら買うよ」と言ってくれた瞬間には、心が温まりました。

その結果、私は自分の手でマーケティングを体験することができ、海外で自分がどこまで通用するのかを知ることができました。昔から「外の世界を見たい」という気持ちが強かったのですが、実際にその世界に飛び込んでみて、知らないことをひとつひとつ学んでいく楽しさに、心からワクワクしました。
特に、日本とカンボジアでは「売れるもの」「受け入れられるもの」に大きなギャップがあることを実感し、「これ絶対ダメだろう」と思っていたものが予想外に人気だったりすることもありました。思い込みは捨てて、想像力を膨らませながら、いろんなことにチャレンジする姿勢がとても大切だと強く感じました。
この経験を通して、私は将来、絶対に海外とつながりのある場所で働きたいという新たな目標を見つけることができました。自分の可能性が広がっていくことに、心から興奮しています。
