- 基本情報
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なつみさん
大学3年生

私は、尊敬するユーチューバーのゆじーさんがサムライカレープロジェクトに参加していたことがきっかけで、このプログラムに興味を持ちました。また、就職活動の手助けになる経験が得られると考えたこと、そしてマーケティング分野に強い関心があったことから、参加を決意しました。
参加する前は、カンボジアは清潔感がなく、インフラも十分に整っていないのではないか、食べ物も自分に合わないのではないかという印象を持っていました。
しかし、実際に訪れてみると、大型のショッピングモールやチェーン店もあり、さらにカンボジア版Uberである「Grab」が整備されていて交通も便利で、とても生活しやすい環境でした。そして何より、カンボジアの人々はとても優しく、困っているときに声をかけて助けてくれる温かさに感動しました。

このプログラムの中で特に印象に残っているのは、販売目標を達成できたことです。私たちは抹茶・バニラ・カスタードの3種類のドーナツを販売しましたが、最初は抹茶以外がなかなか売れず苦戦しました。そこで、売れにくい種類を減らし価格を調整するなど工夫を重ねた結果、ドリンク販売も含めて最終的には目標の200ドルを大きく超え、313ドルを売り上げることができました。
また、言語の壁があり伝えたいことをうまく伝えられない場面もありましたが、事前にプロモーション用の文章を準備し、スムーズに説明できるよう工夫しました。
さらに、人にものを売り込む経験が初めてだった私は、断られたときに大きなショックを受けました。しかし、気持ちを切り替え、購入してもらえたときの喜びを大切にすることで、営業力やお客様対応のスキルを磨くことができました。
この経験を通じて、自分の強みや弱み、得意なことや苦手なことを改めて知ることができ、自己理解が深まりました。社会に出ると多くの人と関わることになりますが、そのときに「どう関わるか」「どう伝えるか」を考える力を身につけられたことは、今後のキャリア形成や就職活動に大きく役立つと感じています。特に、相手の立場に立って考えることがどんな場面でも大切であると学べたことは、私にとって大きな財産となりました。
このプログラムに参加できたことを心から嬉しく思っています。帰国後すぐに、友人にも勧めたほど貴重な体験であり、本当に参加してよかったと感じています。ありがとうございました。

