中尾彩友美さん 関西の私大文系
サムライカレーを通して挑戦すること、自信を持ってチームで諦めずに取り組むことを経験した中尾さん。現地のマーケティング・販促活動を通して貴重な経験ができました。
◆チームの中で、自分の意見を提案できるようになる。
Q.サムライカレーで、自分自身が成長したと思う事はどんなことでござるか?
今まで、自分は話し合いなどの場で自分の意見を積極的に発言することが苦手で、自分の思っていることを言わずに飲み込んでしまうことがよくあり、そのような性格を少しでも脱却することを個人の目標としていました。
実際、試食会の後の話し合いの場でそのような場面がありました。チームの中心メンバーの意見に疑問があり、納得のいかなかった時、今までの自分ならばそれを意見として発言することなどできていなかったけれど、自分の殻を破るためにサムライカレーではちゃんと発言し、チームを少しでも良い方向に導くことができたのではないかと思います。小さな目標でしたが、この短期間で達成することができ、自分自身成長できたと感じました。
ーふむふむ。話し合いを重ねて相互理解を深め、自分の内面とも向き合ったことで確かな成長を感じられたのでござるな。
◆最初は不安だったプノンペン生活
Q.プノンペンの生活はどうでござったか?
行く前は、正直あまり良いイメージがなくて不安な部分がありました。はじめは、交通ルールがない道路の状況や、カンボジア人の少しいい加減な性格に戸惑うことはありましたが、実際に生活してみると食べ物もおいしく、生活する中で困ることはほとんどありませんでした。
カンボジア人たちと調査や販売を通じて接しているなかでは、彼らの人柄の良さを感じることができました。ショッピングセンターや出店などの店員さんなどは、目が合うとニコッとしてくれて、とてもフレンドリーだったので、自分たちが歓迎されている感があり、とても嬉しい気持ちになりました。したがって、カンボジアはとても良い国で過ごしやすかったです。
◆チームでの役割分担と戦略の成功
Q.サムライカレーで上手くいったことはどんなことでござるか?
チームで決めた目標をみんなで協力して達成することができたことと自分自身成長できたこと。チームで役割を分けてそれぞれ自分のやるべきことをこなすことができ、目標達成に繋げることができました。はじめのほうはあまり頻繁に話し合いができていなかった部分もあったけど、後半は何度か話し合いをして意見を言い合うことができました。その中で自分で成長できたなと感じる部分もいくつかあり、とても良い経験でした。
Q.自分が工夫した、がんばったことはどんなことでござるか?
看板作りとプロモーションについて考えること。看板にクメール語で一言を加えて味を伝えたり、商品の写真を大きめに入れて中身をわかりやすく伝えられるように工夫をしました。また、売るときには商品の中身を見せたり、安さを強調したり、味を伝えたりして買おうと思ってもらえるように努めました。
そのほか、クメール語で話しかけて、短時間で信頼関係を結ぶことができるように工夫しました。異国の地でものを売ることは、思っていたよりも困難な部分はありましたが、その分、買ったもらえた時やうまくコミュニケーションが取れた時に感じる嬉しさは大きなものでした。
◆サムライインターンでの経験を活かして
Q.今後、どんなことに取り組みたいとおもうでござるか?
今回このプログラムで学んだ経験を活かして、視野を広げてもう一度自分を見つめなおしていきたいです。今までは、自分の性格を理由にして物事を決め付けたり、挑戦せずに諦めてしまうことがあったけれど、それではだめで、何事も挑戦してみることが大切であるということに今回気づくことができました。
そのために、もう一度自分の得意なこと・不得意なことや自分の性格を深堀りしていきたいです。将来やりたいこと、なりたい職業がまだ決まっていないので、その分析を行っていくことで自分が将来楽しいと思える職業を見つけられるといいなと考えています。
また、今回このプログラムでいろいろな人と出会い、関わっていく中で価値観や考え方の違いからも感じること、学ぶことがたくさんありました。なので、今後もそういった場所に積極的に参加し、色々な人と関わりを通じて自分自身の成長に繋げていきたいです。
ー挑戦すること、自信を持って諦めずに取り組むこと。成長をもたらしてくれた多くの人との関わり。今回のプログラムを通じて学んだことで、将来のより良い自分へと繋げていってほしいでござる。引き続き、健闘を祈るでござるよ!!