- 基本情報
-
五十嵐真結さん
大学2年生

私は、大学の職員からサムライカレープロジェクトを勧められたことをきっかけに参加しようと思いました。
就職活動についてまだ何も考えていなかった頃、「このプログラムは役に立つよ」と背中を押され、もともと東南アジアや発展途上国に興味があったこと、さらに海外の学生だけでなく日本の大学生とも一緒に活動できるという点に魅力を感じて、参加を決めました。

参加する前は、「カンボジア=貧しい国」「治安があまり良くない」という不安なイメージがありました。英語が通じるのか、現地の食べ物や環境で体調を崩さないかと心配もありましたが、それと同時に「日本とはまったく違う世界を見られそう」というワクワク感もありました。
しかし、実際に行ってみると、プノンペンの街は想像していたよりもずっと都会的で、中国語の看板が多く、物価も思っていたほど安くはありませんでした。食べ物に関しても、選べば安心して食べられるものが多く、「危ない」という印象は徐々に薄れていきました。

このプログラムの中で特に印象に残っているのは、王宮前で商品を販売していたときの出来事です。
通りすがりの人が私たちの活動に共感し、商品を買わずに「がんばってね」と寄付だけしてくれたことがありました。言葉が通じなくても、人の温かさや応援の気持ちはちゃんと伝わるのだと、胸が熱くなりました。
その結果、参加当初「たった数日でお店を開いて本当に売れるの?」と心配していた自分が、チームと協力しながらとにかく行動し、分担して準備を進めることで売り上げ目標を達成できたという経験が、大きな自信につながりました。
特に、PDCAをスピーディーに回していくことの大切さ、そして初対面の人たちと協働する中で「この人は何が得意で、どんな良さがあるのか」と積極的に相手を理解しようとする姿勢が身についたのは、今後のあらゆる活動で活かせる学びだと感じています。
とにかく充実していて楽しい2週間を過ごせました!
