- 基本情報
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はるまさん
大学2年生

私は、発展途上国で実際に生活してみたいと思いサムライカレーに参加しました。将来的に起業にも関心があったので、現地での活動を通じて「起業って実際はどんなものなのか」を体感したかったこと、そして発展途上国の現実を自分の目で確かめたいと思ったのがきっかけです。行く前は「バイクやトゥクトゥクが多くて治安も悪く、貧困層が多い国」というイメージを持っていました。
でも、実際に目の前で見た景色は想像以上に厳しく、記事や動画で見ていたものとは比べものになりませんでした。同時に、生まれた場所が違うだけで挑戦できることや与えられる機会がこんなにも変わるのだと強く感じました。

特に印象に残っているのは、プノンペンでの販売体験です。ティラミスやポテト、ナゲットを売って、3日間で合計145万リエルを売り上げました。目標は80万リエルでしたが、初日はたった10ドルしか売れず、大きな壁にぶつかりました。原因は宣伝不足や人通りの少なさ、そして現地ニーズとのずれ。そこで、看板や装飾を工夫して店を目立たせたり、販売場所を歩行者天国に移したり、時間帯によって売る商品を変えたりしました。すると売上は初日の30倍に伸び、最終的には目標を大きく超えることができました。この経験から「柔軟に戦略を変えることの大切さ」を学びました。
また、この経験から4つの大きな学びがありました。
まず、行動力と挑戦心。計画通りにいかなくても動いてみること、そして失敗しても改善すれば必ず前に進めることを実感しました。
次に、数字で語る力。売上や販売数といった具体的なデータをもとに振り返る習慣がつき、説得力を持って話せるようになりました。
3つ目は、自分の強みの再発見。自分はリーダーシップ型だと思っていましたが、実際には「相手の気持ちを理解して寄り添える共感性」が大きな強みだと気づきました。
そして最後に、社会課題を自分事として捉える姿勢です。発展途上国の厳しい現実を肌で感じたことで、社会問題を「知識」ではなく「現実」として考えるようになり、今後の学びやキャリアにもつながる視点を得られました。
サムライカレーでの経験は、ただのインターンではなく、自分の行動力や考え方を根本から変えてくれるきっかけになりました。これから先の挑戦の土台になっていくと思います。


