大学生・高校生が、自己負担なしで海外留学に挑戦できる制度が「トビタテ!留学JAPAN」です。
文部科学省が中心となって実施しているこの給付型奨学金制度を活用すれば、サムライカレーに、ほぼ自己負担なしで参加することが可能です。
この記事では、トビタテ留学ジャパンの仕組みを踏まえながら、
サムライカレーに自己負担なしで参加する具体的な方法を解説します。
1.自己負担なしの仕組
トビタテ留学ジャパンは、「海外で何かを身につけたい」「実践的な学びに挑戦したい」という学生を支援する給付型(返済不要)の奨学金制度です。
カンボジア留学の場合の支援金額
• 留学準備金:15万円
• 奨学金:12万円/月
留学期間の条件
• 留学期間:28日以上1年以内(3か月以上推奨)
• 留学開始期間:2026年8月1日〜2027年3月31日
• 帰国期限:2028年1月31日まで
この条件を満たす留学計画であれば、サムライカレーへの参加もトビタテ留学ジャパンの対象となります。
2.サムライカレー参加時の費用体系
サムライカレーに参加する場合、費用は以下のような形になります。
1か月のみ参加する場合
• 受講料:15万円
• 前半2週間:サムライカレープロジェクト参加
• 後半2週間:サムライカレーアシスタントおよび自己研究

• 受講料:15万円
• 渡航費:約10万円
• 生活費:約2万円
合計:約27万円
一方、トビタテ留学ジャパンからの支給額は、
• 留学準備金:15万円
• 奨学金:12万円(1か月分)
合計:27万円
支給額と必要費用がほぼ同額となるため、実質的に自己負担なしでサムライカレーに参加することができます。
2か月以上参加する場合
2か月目以降
• 宿泊費:6万円/月
• 内容:自己研究、現地活動

2か月目以降は、支払いが宿泊費6万円/月のみとなります。
一方で、奨学金は引き続き12万円/月支給されるため、
• 残りの6万円を生活費に充てる
• 自己研究や視察、学びに使う
といった使い方が可能です。
参加期間が長くなるほど、学びの自由度と余裕が高まる設計になっています。
3. 推奨する参加期間
サムライカレーでは、以下の期間での参加を推奨しています。
• 2026年8月2日以降スタート
• 1か月のみの参加も可能
• 2か月以上の参加も歓迎
開始日の例としては、
• 8月2日〜 8月16日〜 8月30日〜など柔軟に調整可能です。
また、2027年2月・3月スタートも対応できます。
4. 応募条件と提出期限
応募条件
• 日本の大学・大学院・短期大学・高等専門学校に在籍していること
• 応募は学校を通して行うこと(個人応募不可)
• 親の収入状況によっては、奨学金額が減額される場合があります
提出期限
• 学内締切:1月下旬までとしている学校が多数(必ず所属校に確認してください)
• 学校からトビタテ事務局への提出期限:2月27日
学内締切が最優先となるため、早めに大学・学校の留学担当窓口へ相談することが重要です。
5. 申込方法と応募内容
応募は以下のページから行います。
https://gaxi.jp/auth/login#0
応募コースの選択
応募時には3つのコースから選択しますが、
サムライカレーで応募する場合は「イノベーターコース」を選択してください。
実践的な課題解決や挑戦型の留学として、最も相性の良いコースです。
受入機関の記載について
トビタテ留学ジャパンの申請には、海外受入機関の記載と受入証明書が必須です。
以下の内容で記載してください。
• 機関名(英語):Samurai C International (Cambodia., Ltd)
• 機関名(日本語):サムライカレー カンボジア
受入証明書は、サムライカレーのカンボジア法人から発行します。
6. 最も重要なポイント:留学の目的と留学計画
選考において最も重視されるのが、留学の目的と留学計画です。
最初の2週間(サムライカレー)
• 海外での飲食ビジネスに必要な知識
(マーケティング、商品開発、人材採用、販売など)を学ぶ
• 実際にビジネスを行い、お金を稼ぐ経験をする
• 稼いだお金を使って社会貢献を行う
その後の2週間〜数か月が重要
その後、何を目的に、どのような活動を行うかが計画の核になります。
例えば、1年間トビタテ留学ジャパンを利用した参加者は、
• カンボジアだけでなくアジア各国の料理を学び
• 「どの国の料理がカンボジアで売れるのか」を検証する
いうテーマを設定しました。
具体的な活動例
• 前半2週間:
タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどで現地料理を学ぶ
• 後半2週間:
学んだ料理をカンボジアで販売し、売上や反応を計測・分析
そのほかにも、
• 愛センター(日本人が設立した無料補習校)でのボランティア
• 屋台やゴーストレストランでの起業
• カンボジアをPRする動画制作
• 王立プノンペン大学の学生と共同研究
など、多様な取り組みが可能です。
7. 採用率を高めるために大切なこと
留学計画では、以下の3点を明確に記載することが重要です。
• なぜそれをやりたいのか
• 具体的なやり方(実現可能だと審査員が判断できるか)
• 効果測定の方法(成功・失敗を数字で示せるか)
これらをしっかり書くことで、採用率は大きく高まります。
8. 個別相談について
「アイデアが思いつかない」
「自分の計画が実現可能かわからない」
「どう書けばいいかわからない」
そのような方は、サムライカレーのLINEからお気軽にご相談ください。
留学計画の壁打ちから、具体化までサポートしています。


