そもそも就活ってなにをすればいいの?
これって、多くの大学生が迷っていることです。
なので、みんながよく知っている大学受験になぞらえて解説します。
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大学受験のためになにをするか?
勉強ですよね。
いつからした方がいいか?
早ければ早いほどいいということは、みなさんおわかりですよね。
就活もこれと同じなんです。
でも、なぜかみんな就活は3年になってからはじめたらいいと思っちゃってる。
これが間違いです。
こういうことをいうと、「大学は就活予備校じゃないんだよおじさん」が出現します。
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いや、就活のために大学行く必要はないんですよ。
ただ、大学生活をエンジョイする中で、頭の中の10%くらい、就活を意識して授業にでたり、バイトをしたりするといいんです。
1.得意科目をみつけるように 自分の得意なことをみつける
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高校時代、みなさんは大学進学を考えて、自分の得意科目を探しましたよね。
・国語よりも数学の方が得意だから、理系にしよう
・世界史の人の名前は覚えにくいから、日本史で受験しよう
こうやって、自分が得意な科目で受験すれば、大学受験はうまくいきやすくなります。
これと同様に、就活でも自分が得意なことをアピールポイントにすれば、うまくいきやすくなります。
・大学でプログラミングの授業をうけて、得意かを試してみる
・ものを売るバイトをしてみて、自分が営業が得意なのかを試してみる。
・インターンで、外国人と話す仕事をしてみて、自分が外国人とのコミュニケーションが得意なのかを試してみる。
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勉強をしても、バイトをしても、遊んでもいいんです。
いろんなことにチャレンジし、自分の得意なこと、苦手なことを探すのが大切なのです。
大学生活でやるべきなのは、コレ。とにかくコレ。やり方は、こちらをどうぞ
そのために、みなさんには、たくさんの時間があるのです!
2.大学や学部を知るように、会社のことを知る
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大学受験の際に、世の中にはどんな大学があるのか?どんな学科があって、試験科目はなんなのかを調べましたよね?
東京大学や早稲田大学みたいな、誰もが知っている大学から、自分が知らなかった大学まで、いろんな大学がある中で、
自分の住む場所と偏差値にあった大学を見つけたり
文学部は国語と社会と英語が必須だけど、経済学部なら国語と英語と数学で受験できることを確認したり
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といったように、受験する前に、大学のことを知るのは大切です。
ちゅか、これやらないで大学受験する人いないですよね。
就活も一緒で、世の中には自分が知らない会社があって、会社ごとに評価するポイント(≒ 受験科目)が違います。
これを、みんな全然調べてないんですよ。
で、東大や早稲田慶応クラスの、競争率が超絶高い有名企業ばっかり受けて、就活100社落ちするんです。
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だから、できるだけ早いうちに、世の中にどんな会社があって、その会社はどんな人材を採用しているのかを調べることが大切です。
3.模試を受けるように、オープンキャンパス行くように、インターンに参加する
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Webや本で行きたい大学をみつけても、実際その大学がどんな大学なのか、自分はそこに受かる可能性があるのかは、わかりません。
そのために、実際に大学に行ってみたり、オープンキャンパスや学園祭に参加したりしましたよね。
そして、この大学いいなとおもったら、模擬試験を受けて、このままいったら自分は受かるのか、落ちるのか、受かるためにはどの科目を勉強すればいいのかを確認しますよね。
これが、就活における、インターンシップです。
企業主催のインターンシップは、大学のオープンキャンパス的な要素が強く、会社の中に入って会社の雰囲気を感じることができます。
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また、多くの会社のインターンシップは選考があります。
そこで、エントリーシートを書いて、選考に挑むことになります。
これに落ちるようだったら、志望動機とか自己PRが弱いということなので、もっとたくさんの経験を積んだり、企業のことを調べることが必要だとわかります。
また、企業ではなく、研修会社がやっているようなインターンシップは、たくさんの経験を短期間で積むことができる、夏期講習的要素があります。
何を体験したらいいか分からない。このままじゃ自己PRも志望動機も書けないって人は、研修型のインターンシップに参加しましょう。
このように、いろんな種類があるインターンシップ。それぞれのインターンで身につけられることは、こちらをごらんください
ここまでを、一年生から三年生の夏までにやりましょう。
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もちろん、大学生活をこれだけでのために過ごす必要はありません。
遊んだり、趣味を楽しんだりしながら、同時並行でやっていくのです。
高校時代、部活や趣味を楽しみながら勉強をしてた人でも、有名大学受かったりしてましたよね。
4.志望校を決めて過去問をやるように、志望業界を決めて志望動機を固める
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高校三年生の秋頃には、志望校を決めて、その試験問題への対策を始めますよね。
それまでは、英語や数学などを網羅的に学んでいたのを、センター試験対策、○○大学対策といったように、特化していく形で。
就活でも、3年の秋頃から、志望する業界をいくつかに絞り、それぞれの会社に対して志望動機をつくっていきます。
いままでは、ざっくりと業界でみていくのが効率的でしたが、ここからは個々の会社をみていくことになります。
そのために、会社のWebページをしっかりみていきましょう。
なかでも、株主向けページの、有価証券報告書という書類を読むのが一番です。
なんか難しそうですが、実は全然難しくありません。決算の数字とか読めなくても全然OK。新聞レベルの日本語が読めれば無問題です。
さあ、受験受験本番 = ES提出して面接
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さあ、ここまでいろいろ準備してきて、やっと本番です。
大学受験をする際に、三年の冬になってから準備をする人はいないと思うのですが、就職活動はなぜか三年の冬とか春に慌てて準備を始める人がいるのが不思議でなりません。
で、三年冬から勉強始めた人と、一年生から勉強始めた人、どっちが志望校に受かるかを考えたら、三年になってから就活始めるのが無謀であることがよくわかると思います。
特に就活は、直前になっちゃったら、やれることは限られてしまいます。
とはいえ、最後まであきらめちゃいけない。
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と、いうのも、世の中の就活生のほとんどは三年生になってやっと準備を始めるから、本気でやれば、その人たちには余裕で勝てるのです。
なにせ、準備の仕方もよくわかってない人がほとんどなので。
例えば、みなさん、面接で何を話せばよいか、わかっていないでしょう。
それって、受験科目を知らないで大学入試受験するようなものなんですよ。
面接で話すべき事は、
「私は、○○ができます。だから、あなたの会社で○○の点でお役に立てます」
これ一本です。
ちゃんと準備して実績を積み上げてれば、たとえ在籍してる大学の偏差値が低くても逆転できる可能性があります。
直前でも、ちゃんと準備すれば、同じスタートラインの人と比べれば頭ひとつ抜けることができます。
大学受験は、予備校とか高校が、対策をきちんと考えてそれを教えてくれます。
しかし、就活って、大学があまり教えてくれないんですよね。キャリアセンターも大学によって力の入れ方が違いますし。
そもそも「大学は勉学をするためにあるものなのだ」おじさんがたくさんいるため、就活対策=悪と思っている先生が一定数いるんです。
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だから、大学以外の所で、就活についてちゃんと学んでいかないとひどい目にあうわけです。