現代社会において、ブラック企業という言葉はもはや珍しいものではありません。しかし、なぜこれほどまでにブラック企業が存在するのでしょうか?そして、私たちはどのようにしてこれらの企業から距離を置き、自分自身のキャリアを守ることができるのでしょうか?ブラック企業の実態と、それを避けるために学生時代にできることについて考えます。
ブラック企業が存在する背景
過去の記事「ブラック企業を体験して、これは合理的に人を働かせるための手段だと気がついた」で、ブラック企業は、普通の企業では使えない「行動しない人材」を無理矢理使えるようにするために、あの手この手をしているということをお伝えしました。
今、なぜ、ブラック企業がたくさんあるのか?
これは、仕事の高度化とも関係があります。
仕事の高度化とブラック企業
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例えば、昭和の時代は、おっさんが手書きで書いた書類をワープロで打ち直すだけの仕事がありました。
このような仕事は、ブラインドタッチさえできれば、コミュニケーション力ゼロでも、ロジカルシンキング力ゼロでも、だれでもできます。そして、21世紀になって、こんな仕事は消えてなくなっています。
「AIが仕事を奪う」とか言われていますが、AI以前に、PCやiPadがガンガン仕事を奪っています。銀行で口座を作るとき、最近はiPadでデータを入れるようになり、紙のデータを打ち直す仕事がなくなり、銀行の「事務員」の数が減っているように。
こうすると、残った仕事は、お客さんの意図を見抜いて良い商品を提案する仕事や、仕様書を元に効率よくプログラミングをする仕事など、高度なものばかりになります。
そうすると、これらの仕事に対応できない人が大量にでてきてしまい、彼らは職に就けず困ってしまうのです。
そこで、その困った人たちを「アットホームな職場!若手も抜擢!月収30万円も可!」などと言って集め、恫喝と賛美というアメとムチで洗脳し、短期間だけ使い、精神的に壊れたところで捨てるという、ブラック企業が生まれてしまっているのです。
じゃあ、こんな会社に入らないようにするにはどうすればいいのか?
まず、高度な仕事ができるようになるのがベストなのですが、そんなすぐにできるわけはありません。
そこで、まずやって欲しいのが「とにかく行動する」ことです。
ブラック企業を避けるためには
ブラック企業の仕組みは、動かない人間を無理矢理動かす仕組みです。
そのために、ブラック企業は多大な手間をかけています。
「とにかく行動する」ことの重要性
ホワイト企業は、勝手に動く人だけを集め、彼らに自由に仕事をさせることによって、会社を回しています。
ほっといても仕事をする人か、恫喝されないと仕事ができない人かが、ホワイト企業とブラック企業の分岐点なんです。
だから、面接の中では「誰にも頼まれていないけど、自分の意思で何かにチャレンジし、困難をはねのけ、やり遂げた」話をしましょう。こういう体験を持っていないと、ホワイト企業では仕事が勤まらないのです。
じゃあ。その体験ってどうやってつくればいいの?と思うでしょう。
答えは簡単。今すぐ行動することです。
今すぐ行動を起こそう!
今すぐネットでバイト募集サイトを検索し、面白そうなバイトを探してみましょう。
今すぐネットでインターンを検索して、自分が成長できそうなインターンを探してみましょう。
今すぐAmazonで検索して、自分が知りたいことを知れる本を買って読みましょう。
今すぐやることが大切です!
「明日やるからいいや」って人は、多分、恫喝されるまでやりません。そして、そんなあなたのためにあるのがブラック企業なのです。
と、いっても、やらない人がほとんどなんで、ブラック企業は明日も元気に存在するし、すぐやる人は就活なんて余裕でクリアできるんですけどね。
こちらの内容を、12/13(木)専修大学生田サテライトキャンパスで講演いたします。
無料イベントですので、ご興味のある人はぜひいらしてください。
※イベントは終了しています。
ブラック企業から、自分自身を守るためには、学生時代からとにかく「行動する」ことが何よりも重要です。ブラック企業はあります。残念ですが、なくなることはないでしょう。しかし今すぐ行動を起こすことで、そのような企業とは無縁の人生を送ることが可能なのです。