2019年8月からスタートした
サムライカレー@バンコクの第1期卒業生の岡田くんにインタビュー。
【内容編】
Qサムライカレーでどんなことをしましたか?
A.商品開発と販売をしました。
タイの首都、バンコクのインジャルーン市場で、8/4 ~ 8/17 の2週間で、現地のタイ人に私たちが企画したものを販売提供しました。
Q何を販売しましたか?
A.宇治金時カキ氷とベビーカステラを販売しました。
Q実際の販売で大変だったことはなんですか?
A.プロモーションに苦戦しました。
手にとってもらうと「美味しい。」と言ってくださる人がいたのですが、タイ人に馴染みのないものを外国人学生が販売していると、中々手にとってもらうことが出来なかったのが一番大変でした。
なので、売り方を工夫して販売しました。
Qサムライカレー参加後、自分自身の変化はありましたか?
A.積極的に行動できるようになった。
チームで2週間プロジェクトの企画、販売に取り組んでいく中で、自ら動くことに抵抗がなくなったり、自分の意見を憶することなく言えるような変化が現れました。
そして、海外での生活は意外と苦にならないことも学べました。
【チーム活動編】
Qチーム活動は実際どうでしたか?
A.チームでの活動は、意見をお互い出し合えて、すごく楽しかったです。
同じチームの参加メンバーが、やる気のある人しかいなかったので、チーム運営はスムーズでした。
役割分担をする際も、各自が自分の意思で立候補し、一人一人が自分の役割を理解して行動していたので
プロジェクトはスムーズに進行することが出来ました。
Q岡田さんはどのような役割をしていましたか?
A.リーダーをやらせてもらいました。
ここでいうリーダーは、皆を引っ張っていくぞというようなリーダーではなく、皆の意見のまとめ役リーダーでした。
初めて出会った人たちとチームで活動するので、皆が意見が出しやすい雰囲気になるように「〜さんはどう思う?」「〜ってどうかな?」「○○と○○をやろうと思うけど皆どうかな?」とチームとして動くことを意識してリーダーを勤めていました。
例えば、販売を始めた直後、まだ昼前だったためお客さんがあまり集まりませんでした。
店に看板を掲げたり、実際に商品を作り上げても、自分たちの店の周りにはあまりお客さんがおらず、集まってきてくれる気配もありません。
みんなの表情に焦りが見え始めたときに、
「ちょっと、ヤバイね。売り方を変えてみるってどうかな?みんな、どう思う?」
と、声をかけてみました。
「他の店と提携する」とか「お客さんが集まるまで在庫を作っておく」などの意見が出ましたが、最終的には、「歩き売りするという」という結論になりました。
私は「店舗で販売する」という固定観念があり、売手が買手の方に向かうという自分では考えつきませんでしたが、メンバーで意見を出し合うことによって、状況を打開するアイデアがでてきたのです。
その後、市場の中をメンバーで偵察し、どこに人が集まっているかを確認した上で、そこに商品を持っていき、販売を行いました。
これをあちこちでやっていると、市場の中で我々の存在を認知してくれる人も増え、来客も増えます。
そうやって、売り歩きでの販売での売上の増加に加え、店舗来客数も増え全体の売上を上げることができました。
Qチーム内で問題が起きた時の対処はどのようなにしましたか?
A. 全員の意見を聞くことが大事。
問題が起きた時は、まずは皆の意見をチームで確認し、その問題に対して、どうしたらいいか、どうしたいかを意志を確認して、1つずつ実行させて解決しました。
上記の販売場所の件も、いろいろな意見が出てきた中で、それぞれの意見のメリット、デメリットをみんなでだしあって、全員が納得した上で、やることを決めたので、採用されなかった意見を出した人も、気持ちよく売り歩きに参加できたと思います。
こうやって、チーム全員の意見を取り入れ、チームワークの良い状態で、最後まで販売ができたのが、成功の要員だったと思います。
Qこの経験を今後どんな場面で生かしたいですか?
A.社会人になった時、職場で生かしたい。
企画、製造、販売の3つを一度に、しかも海外で行ったことはとてもいい経験になったと思います。
その中で、リーダーとして、メンバーの意見を聞きながら、仕事を割り振り、成功に導いていけたことは、大きな自信になりました。
この経験を活かして、プロジェクトマネージャの様な仕事に就けたらと考えています。
【生活編】
Q.タイのイメージはどんなでしたか?
A.生活は辛いだろうと思っていましたが、実際やってみたら快適でした
日本は世界の中でも暮らしやすい国であるため、タイの生活は辛いものだと思っていました。
そして、長く滞在しても、その生活には慣れないと思っていました。
しかし、実際に生活してみると、スーパーやコンビニが多く存在し、ご飯は美味しく、人がとても優しかったです。
道にゴミがおちているとか、タクシードライバーが声をかけてくるとか、日本とは違うことも、多くありますが、それが苦になるほどでもありません。
むしろ、その違いを楽しめるくらい、バンコクの街が好きになりました。さすが、世界でも人気の観光地です。
海外にあまりいい印象がない人にも是非行ってもらいたいと思いました。
Q.タイの食事はどうでしたか?
A.コスパが良くて、お美味しい。
癖のある食べ物は少なく、とにかく安くて、美味しかったです。
1食150円くらいでタイ料理を食べられます。
旅行誌に載っているような、有名なタイ料理は美味しいので、食べた方がいいです。
また、日本食も、もうあらゆる種類のものがあります。
吉野家や大戸屋などの日本でおなじみのチェーン店もあり、味もほとんど変わりませんでした。
Q.休日はどのように過ごしましたか?
A.観光を楽しみました。
現地の大学生に案内してもらい、チームの皆と観光できて楽しかったです。
どちらがメインなのかわからなくなるぐらい充実した休日を過ごし、いい思い出になりました。
Q.タイで過ごしていて一番驚いたことはなんですか?
A.貧富の差です。
都市とスラム街は、同じ国なのかというぐらいに差がありました。
東京のど真ん中にあってもおかしくないようなキラキラしたビルも、人が住めるのか?と思うようなボロボロな街の一角も、どちらもバンコクです。
そして、どちらに住んでいる人々も、楽しそうに生活しているのが印象的でした。
これからサムライカレーの参加を考える学生へ一言
勇気を出してチャレンジしてみた方がいいです!!
参加してみると、違いを受け入れる精神を身につけることができます。
それは、タイ人と日本人の違い、自分がお客さんになることと売り手になることの違い、リーダーとスタッフの違い、といった、いろいろな違いです。
異国の地で、異国の人たちや、同世代の初対面の人たちとひとつの目標に向かって頑張ることで、たくさんのことを発見できました。
必ず自分の為になります。
自分に自信を持つことが出来、強くなった気がします。
なにより、困難を乗り越えて、ものが売れた瞬間が、絶対楽しい。
辛い時もあると思いますが、絶対いい思い出になります。
ぜひ、勇気をだして、チャレンジしてみて下さい!