サムライカレーのビジョン
サムライカレーのビジョンは、
「日本人が、国境関係なく、どんなとこでも住めるようにする」
ことです。
これを、ちきりんさんのこの呼びかけに応じて、文章化してみました。
★新年の呼びかけ★ 1)どんな世の中を実現したいと思っているのか、というビジョン、2)そういう世の中を実現するために自分や自社にかせられた使命、3)その使命を達成するために提供しなければならない具体的な価値。新年のこの機会に、この3つを言葉で確認しましょう。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月2日
すると、ちきりんさんからこんなリプライが
1)どんな世の中を実現したいと思っているのか
→ 日本人が国内外を問わず自由に働く場所、住む場所を選べる未来@mota2008 さんから頂いた回答を例とし、どう言語化するとわかりやすいのかの事例をツイートします。内容がしっかりしてるので(言語化の方法につき)他の方の参考にもなるかと思います— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月4日
どんな世の中を実現したいと思っているのか
どんな世の中を実現したいと思っているのか
→ 日本人が国内外を問わず自由に働く場所、住む場所を選べる未来
まさにこれですね。
私のビジョンは「海外就職研究家」として、日本人が海外で働くための本を書いていたときからこれでした。
海外に住むって意外とハードルが低いし、日本で住みにくい・働きにくいと思っている人が海外に行ったら生き生きと生活できるようになったということを何度も何度も聞いています。
別に、国内に住みたい人はそれでいいんです。
でも、海外に住むって選択肢”も”あった方が人生、楽しいじゃないですか。
そんな選択肢を、多くの人に与えたいんです。
2)そういう世の中を実現するために自分や自社にかせられた使命
→ 世界のどこでも生きていけるという自信を、できるだけ多くの若者に身につけられるよう支援するさっきの続きで、@mota2008 さんの2)使命です。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月4日
そういう世の中を実現するために自分や自社にかせられた使命
そういう世の中を実現するための自分や自社への使命とは、
→「世界のどこでも生きていけるという自信を、できるだけ多くの若者に身につけられるよう支援する」
今、日本の新入社員の64%が「海外で働きたくない」と言っています。
これは、2001年の調査では 29%だったので、2倍以上に増えています。
別に、嫌なものはしょうがないのですが、この調査をよく見てみると、海外で働きたくないと言っている人の84%が長期で海外に行ったことがありません。
逆に長期で海外に行ったことがある人の75%は海外で働いてもいいと言っています。
つまり「食わず嫌い」なんです。
これって、勿体ないじゃないですか。
本人にとっても、日本にとっても。
本人にとっては、大きな選択肢を試しもしないで切り捨ててる。
日本社会にとっては、海外で、外国人と一緒に働き、大きな価値を生み出してくれる人材の芽を摘まれちゃってる。
そんな「食わず嫌い」をなくして、世界のどこでも生きられる、世界のどこの人とでも一緒に仕事ができるという自信をつけてもらいたい。これが、我々の使命です。
3)その使命を達成するために提供しなければならない具体的な価値
このプログラムに参加すると、お仕着せの海外留学とは異なり、主体性、根性、リーダーシップ、自由な発想が身につき、短期間でアジアスタンダードの「たくましさ」が得られるという価値
さっきの続き @mota2008 さんの3)価値
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月4日
その使命を達成するために提供しなければならない具体的な価値
このプログラムに参加すると、お仕着せの海外留学とは異なり、主体性、根性、リーダーシップ、自由な発想が身につき、短期間でアジアスタンダードの「たくましさ」が得られるという価値
サムライカレーをはじめとするプログラム時参加して、得られるものは、この「たくましさ」です。
つい先日、サムライカレーメンバーは、2017年12/31-2018年1/1へのプノンペンカウントダウンコンサートとの会場でフライドポテトを売ってました。
会場の99%がカンボジア人のスーパーアウェイ。
っていうか、なんで日本人が店をだしてんの?状態。
事前に、イオンモールやショッピングモールで調査した結果も、入場無料のこのコンサートに集まるお客さんとは客層が違い、最初はいまいち売れませんでした。
でも、その場で違いを察し、現場のカンボジア人の話や表情と事前調査した内容を踏まえてその場で軌道修正し、売り物、値段を変えることで、売上を大きく伸ばしたのです。
こういう現場のマーケット感覚をつかんで、商売をするという体験をすると、どんなとこでもやっていけるという実感を掴むことができるのです。
ちなみに、この娘たちは
「カンボジアとか、虫とかヤバイとおもっていたんですが、実際言ってみたら、去年行ったマルタよりも虫が少なくて快適でした」
とのこと。
こういう、途上国も場所によっては結構快適ということを知ることも、世界を広げるためのキーポイントです。
4)具体的な今年の事業プランと目標
現行のカンボジアだけでなく、台湾、タイ、シンガポール、スリランカ、インドなどのプログラムを多くの人に知ってもらい、参加者を増やす!最後に付け加えるなら、4)もあります @mota2008
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月4日
具体的な今年の事業プランと目標
現行のカンボジア・サムライカレーだけでなく、台湾、タイ、シンガポール、スリランカ、インドなどのプログラムを多くの人に知ってもらい、参加者を増やす!
と、いうわけで、この文章は、台北の空港からホテルへのバスの中で書いています。
これから、サムライカレーの卒業生を連れて台北の街を歩きながら、
「海外怖いけど、興味がある」という、海外初心者の子たちも安心して参加できるような、初心者向けのプログラムを作ってきます。
3)の「価値」の言語化がもっとも難しく、どうしても「売ってるモノ」や「事業プラン」の説明になりがちです。反対に、「価値」が正しく言語化できると、マーケティングは成功したも同然。(続く)
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月4日
たとえば「高校野球」や「箱根駅伝」の価値はなんなのか、ぜひ考えてみてください。また、さらに詳しく学びたい方は「マーケット感覚を身につけよう」をお読みください。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年1月4日
と、いうわけで、今年も、サムライカレーと、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」をよろしくお願いします!