- 基本情報
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倉持和輝さん
大学2年で参加
私は、異国の地でビジネスを行うという経験に魅力を感じたことと、大学生の夏休みで何か一つ大きなことを成し遂げたいという思いから、サムライカレーに参加しようと思いました。また、グループ内で他人と協力しながらプロジェクトを進める経験も得たかったことが決め手になりました。
参加する前は、カンボジアは発展途上で治安も不安定で危険が多いというイメージを持っていました。しかし、実際に行ってみると、生活に困るようなことはほとんどなく、現地の人々はとてもフレンドリーで親切であることに驚かされました。
このプログラムで特に印象に残っているのは、初めて会った12人のメンバーと2つの場所に分かれて販売活動を行ったときのことです。
情報共有ができない人や、全体の決定事項に従わない人、また自己中心的に行動する人もおり、思った以上にプロジェクトの進行が困難でした。そのため、毎朝のグループ別ミーティングや、グループ内をさらに少人数に細分化した活動を実施し、目的達成のために最短時間で結果を出すためのプロセスを全員で考えるようにしました。協力しながら目標に向かって進む難しさと重要性を改めて感じた場面でした。
その結果、私は感謝を伝えることの大切さを学びました。各自がグループに貢献している中で、たとえ小さな声掛けでも、メンバーのモチベーションを高める力があることに気づきました。また、グループ人数が増えるほど役割を果たさない人も増え、時には実害を及ぼすこともあります。そうした時に、感情的にならず冷静に対処し、時には無視する力が必要だと学びました。
この経験を通して、他人に過度な期待をせず、自分自身がどのように行動すべきかを考える力が身につきました。今後も、この経験を活かし、チームでの活動において主体的に動くことができるようになったと感じています。
社会勉強として非常にためになる機会でした。ありがとうございました。