- 基本情報
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さやさん
短大2年で参加
私は中学生の頃から海外への関心があり、将来は海外での就職を考えています。そこで、海外でのビジネスインターンや国際貢献を通じて、商品開発や異なる職場環境での実践的な知識を身につけると同時に、チームワークやコミュニケーション能力も向上させたいと思い、サムライカレープロジェクトに参加しました。
参加する前は、カンボジアにはスリが多く、物価が安く、まだ発展途上だと考えていました。
しかし、実際に訪れてみると、カンボジア人はとてもフレンドリーで、親しみやすさと少し大雑把なところも感じられました。そのおおらかさに触れ、初対面でも積極的に話しかける姿勢が身についていきました。
プログラム中で最も印象的だったのは、ファクトリープノンペンとサンシャインファミリーパークでの販売体験です。
私たちのチームでは焼きそば、大福、かき氷の3つの商品を販売しました。
イベント会場のファクトリープノンペンでは、ファッションショーの時間帯や人の流れに応じて売り方を工夫する必要がありました。ショーの前後ではモデルさんが食事を控えることも多く、購買意欲が読みにくい場面もありましたが、その際は試食や歩き売りを活用し、店から遠い場所にいる人々にもアプローチしました。
また、各商品に合った年齢層を分析し、ターゲットを絞ってアピールすることで、結果的に3日間で目標額200ドルを大きく超える、382ドルの売上を達成できました。
この成功を振り返って、現地でのヒアリングや現地の人々との対話がとても印象に残っています。プノンペン大学の学生やお客さんの意見を直接聞き、自分たちの考えと現地の文化や価値観をすり合わせながら商品を改良し、販売方法を工夫するプロセスに喜びを感じました。
その結果、マーケティングの3P・4Pを理解し、帰国後のアルバイト先でも役立てられるようになりました。デパートの食品売り場で働いていますが、売り場が変わると客層や商品の価値が異なることを理解し、「もっとこうしたら売れるかもしれない」と、自分なりの工夫や改善案を考えられるようになりました。サムライカレーでの経験を通じて、異なる文化の中で柔軟に適応し、視野を広げて物事を見る力を養うことができたと思います。
2週間の毎日が、日本や自分の常識が覆されとても刺激を受け勉強になりました。また参加したいと思います!ありがとうございました。