- 基本情報
-
大田良真さん
大学2年生

私は、一緒に行った友人からの誘いがきっかけでサムライカレープロジェクトに参加しようと思いました。
参加する前は、「インターンシップ」という言葉に少し身構えていて、何か堅苦しいもの、責任の重いものなのではと考えていました。
しかし、実際に参加してみると、そんな不安はすぐに吹き飛びました。現地の人々は本当に温かく、寄付をしてくれたり、話を聞いて応援してくれたりと、予想を超える優しさに触れることができました。そして何より、「楽しかった!」と心から思える体験になりました。インターンというよりも、自分たちで何かを作り上げる自由で前向きなプロジェクトという印象に変わりました。

特に印象に残っているのは、販売初日の大きな失敗と、そこからの軌道修正です。私たちの班は、初日にスイーツ系の商品だけ(アイスクリームやチョコをのせたホットサンドなど)で勝負していました。しかし、現地のお客さんはまず「食事」をしに来ており、スイーツはお腹が満たされた後のものという感覚だったため、なかなか売れませんでした。
このままでは売上が立たないと判断し、その日のうちに「明日からご飯系を用意しよう」と班で動き始めました。ご飯メニューの開発に取りかかる人と、引き続きスイーツ販売を続ける人とで役割を分担。全員が能動的に考え、自由な環境だからこそ柔軟に動けたことで、最終的には売上目標を大きく上回る成果を出すことができました。
その結果、私はこのインターンシップを通じて、「自由にやっていい」という環境が、いかに自分たちの創意工夫や行動力を引き出すかを学びました。また、私は大学のゼミでTFT(Table for Two)という活動にも参加しており、このサムライカレーでの経験が、そこでのメニュー開発に大いに活かされました。現地の人の嗜好や食文化を考慮しながら商品を考える力、そして失敗から学び、柔軟に方向転換する力を身につけられたのは、今後の活動にとっても非常に大きな財産です。
