- 基本情報
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みさきさん
大学2年生

私は、新しいことに挑戦したかったから、そして「海外でボランティア」ではなく、実際に外国で“働く”経験をしてみたかったという理由で、サムライカレーに参加しようと思いました。
参加する前は、「発展途上国」という言葉から、日本よりも治安が悪く、少し怖い場所という印象を持っていました。
しかし、実際に現地で生活し、働いてみると、その印象は大きく変わりました。発展途上国というのは、ただ遅れているという意味ではなく、これから伸びていく可能性を秘めた場所。
だからこそ、そこにはまだ誰も手をつけていないビジネスのチャンスがたくさん転がっている――そんな風に感じるようになりました。

このプログラムの中で、特に印象に残っているのは、商品開発と販売の難しさです。私たちは「これは絶対に売れる!」と自信満々で、たません、じゃがいもボール、ベビーカステラ、チャーハンなどを試作しました。ところが、試食会では現地の人たちからまさかの不評。味の好みがまったく違うという現実に直面しました。
そこから、現地の味覚に合わせて「辛くて濃い」味付けに方向転換し、さらに提供方法も見直しました。一つずつその場で作っていたものを、事前に仕込んで温め直す方法に変更し、提供時間の短縮に成功。
しかし、時間帯によって売れ行きが落ちるという新たな課題も発生。その解決策として、販売拠点をサンシャインファミリーパークだけでなく王宮前広場にも拡大することで、顧客数を増やすことができました。
その結果、私は「チームで店舗を経営する」という経験を通じて、自分に足りなかった能力や、逆に周囲が持っている強みを客観的に理解できるようになりました。これは、今後の就職活動や将来のキャリアを考える上で、大きな学びになりました。
また、プログラム中に受けた森山さんの就活講座も非常に実践的で、ただの面接対策にとどまらず、「どう人生を立ち回るか」という視点を与えてくれる貴重な機会となりました。
チームで一つの目標に向かって挑戦し、試行錯誤を重ねながら成果を出せた経験は、私にとってかけがえのない成長の原点となりました。
めちゃめちゃ充実していて楽しかったです。本当にありがとうございました!
