ゲスの極みの就活必勝法は、大学生時代のカレー屋だった!

サムライカレー卒業生の中に「就活楽しかった」と言っている人が何人もいます。
私自身、就活を楽しんでいて、行くとこ決まってもいつまでも続けていたのですが、多くの人はそうでもないようです。

他にも、楽しんでいた人いるのかなーと思っていたら、いました。
まさかの「ゲスの極み乙女」。しかも、就活で話していたエピソードが、カレー屋。

就活が楽しい!?

ゲスの極み乙女。のベーシスト、休日課長さんは、学生時代音楽で食べて行こうとは思っていなかったそうです。「ゲスの極み乙女」 の原型となるバンドに入ったのも就活中。

課長:就活は就活で結構楽しんでやってたんです。いろんな会社の情報を満遍なく拾えますからね。採用担当者の人と話すのも、毎回嬉しくて。学生だと、知らないことも堂々と聞けるじゃないですか。

──就活が楽しい……!? 苦しいイメージがあるので、予想外です。

課長:企業のセミナーも、「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」を観てるような感覚で、面白かったんですよね。就活が進んでいくうちに、サラリーマンとしてやりたいことがどんどん広がったんです。

就活面接必勝テクニック

──ちょっと、そのコツ教えてほしいです。面接必勝テク。

課長:必勝なんていう大それたものじゃないですけど、僕の場合は趣味のカレー作りの話をした企業は、だいたいうまくいきました。

カレー!?

課長:履歴書に趣味の欄があるじゃないですか。そこに「カレー作り」って書いておきつつ、面接官に突っ込まれたら、「50食分カレーを作って売って、即完売したことがあるんです」なんていうツカミのフレーズを伝えて、その50食即完売カレーをいかにして作り上げたかの話をおもむろにしだすんです。その話にさりげなく、“こいつ仕事で使えそうだな”って思わせる要素を入れておくところがポイントです。

──というと???

課長:たとえば「数種類のスパイスを各々どのくらいの分量で入れるか検討する際に、スパイスの分量だけが違うカレーを数パターン作って、各々食べて印象を、官能評価ではありますが、表にまとめて詰めていきました。その際、それぞれのパターンごとに1から作っていたら時間がかかるので、ベースとなるスープをまず作ってから鍋を分けて作りました」だとか。

──なるほど。

課長:他にも「自分自身の評価だけでなく、本番までに、何人かの友達に振舞って感想を聞いたり、反応を見たりしながら改善のテーマを探していきました」とか、“50食完売”という結果を残すために趣味の範囲内で色々工夫して“計画”“評価”“改善”したという話をついで話程度に話しました。

このように、お客さんに喜んでもらうためにどんな調査をしたのか?効率よく作るためにどのような工夫をしたのかは、そのまま仕事でも役に立つスキルです。
誰に命令されるでもなく、自分で考えて、工夫して、実行出来る人材を企業は欲しがります。

大学生が面接で話すべきこと、話べきでないこと

上記の記事でやっていることは、まさにマーケティングであり、PDCAサイクルですからね。
インターンをやるにしても、こういう体験ができるかどうかかがキモになります。

課長:みんな、就活で「サークルの幹事長やってました」とか話しがちなんですよ。でも、組織であげた成果って「本当に自分だけでやったことなのかな?」みたいな、怪しい場合もあるじゃないですか(笑)。

──あるある。他人の手柄を自分でやったことにしちゃうやつですね。

課長:それをやっちゃうと、嘘になりますからね。他の人と協力した点をアピールする場合も、自分は明確にどう貢献したかと言う点は重要。各々が力を出し合うことが協力ですし。スケールが小さくなっても、自分自身で行動したことをはっきり話したほうがいいです。「生活の中でどんな工夫をして、どういう成果を出したか」をきちんと言えるほうが、魅力が伝わると思うんですよ。

コレもまさにその通り。あいまいな、人ごとの話は眠くなります。
ちなみに、サムライカレーでは最後に「自分はチームの中でどのような役割を果たしたか」を発表するようにしています。

最後にその話をしなくちゃいけないってわかっていると、チームの中で自分の役割を見つけ出すようになるので。

海外インターンに行った人しか話せないことを話そう

そして、面接官も常に「ホントにやったの?」というのは疑問に思っていて、ホントにやった人にしか答えられないような質問をしてきます。

「かき氷を1000杯売りました」に対して
「カンボジアの氷って衛生的に大丈夫なの?」「その氷屋で氷の値段はいくらくらいなの?利益率は」「氷屋はどこにあるの?運搬方法は?」などなど。

これは、嘘を見抜くためでもあり、就活生がどこまで考えて業務をやっていたかを知るためでもあり。これを論理的に、リアルに、相手がその場であなたが何をやっていたのか思い浮かぶように答えることができたら、面接は落ちません。

リアルな商売の体験は、就活を攻略するのに最強の武器です。
ましてや、それが海外であれば、無敵です。

それは、面接をクリアするためのものではなく、会社に入った後、ホントに業務に役に立つ技術だからです。

 

 

 

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副業禁止のサラリーマンがゲスの極み乙女。でベースを弾きながら会社とバンドを両立していた日々のこと|休日課長インタビュ