大和 慧さん 〜 泥臭い仕事で結果を残せた!

大和 慧さん 2015年2月生

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就職活動前に2週間参加した大和さん。

将来、海外で働きたい、起業したいという希望を持っている彼に、サムライカレープロジェクトはどう響いたのか?
キラキラした海外就職だけではなく、その泥臭い営業の中で彼が感じた事とは?

Q.サムライカレーで学んだことはどんなことでござるか?

3点あります。
1点目は「海外で働くことの面白さ」です。

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この2週間でいろんな方々からカンボジアで働くことの魅力を教えていただき、また、カンボジアで働く日本人はみな明確な目標や自分の軸を持ちキラキラしていて羨ましいほどでした。また自分でも実際に屋台を出店してカンボジアでお金を稼ぐ経験をし、ただそこにいるだけでお金がもらえるアルバイトとは違い、自分からアクションを起こさないと利益が出せない営業という経験は就職してからも大事になるのではないかと感じました。

2点目は「泥臭いことこそ一番やるべきこと」です。
今回僕が担当した屋台出店はプノンペンの街中を屋台を引いて周ることでした。

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積極的に声掛けしながら、1つずつ地道に売っていきながら買ってくれた方の声を受け止め、改善に反映し、1対1のコミュニケーションを取りながら店の宣伝もするという文字通り泥臭いものでした。
しかしながら結果的に屋台での売上が一番利益に直結し、かつ最も効果のある広報活動であったと研修生一同感じました。「誰でもできるが誰もやりたがらないこと」こそやってみる価値があるということを学びました。

3点目は「とにかくやってみること」です。

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計画してから行動することはもちろん大事ですが、カンボジアでは、計画段階ではどうしても分からないこともあり、また、すぐに事業を始められる環境にあるので、とりあえずやってみてやり方を構築していくというプロセスの方が適していると感じました。
ただの行き当たりばったりではなく、大まかに計画し、やっていく中で決めていきたいこと、知りたいことを事前に整理しておいて実行に移し、すぐさま改善していくことこそ重要だと感じました。

Q.サムライカレー2週間で、自分自身が成長したと思う事はどんなことでござるか?

2点あります。
1点目は「アイデアの引き出しが増えたこと」です。
事業拡大、新事業開始、広報活動、営業などに実際に取り組んだことで、それぞれ最低限必要なこと、そしてアイデア性が必要なことがあったと考えます。そして本当に大事なことはいかに独創的かつ合理的なアイデアで他と差をつけて成功させるかだと実感しました。
例えば、おむすびの外観を変え、カップに入れてオシャレにするのはアイデア性を活かし、他と差別化して勝負するものだと思います。

2点目は「営業の本質に触れた」ことです。
屋台での欧米人、カンボジア人への販売は想像していたよりはるかに難しいものでした。

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私は日本でクレジットカードの新規開拓のアルバイトをしており、どんどん声掛けをして営業トークで件数を獲得するものですので、慣れたようなものだと最初は考えていました。
しかし、実際プノンペンで欧米人やカンボジア人に英語やクメール語で話しかけ、商品の魅力を伝えることは難しく、全く売れない時間帯もあり精神的な辛さもありました。だからこそ相手の笑顔が見れたり、おいしいと言ってもらえた時は本当にうれしく感じました。

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また、やっていくうちにカンボジア人、欧米人にどうアピールすれば買ってくれるかなどがなんとなく分かり、日々販売の能力が向上していたように感じます。
また、最終プレゼンが終わった後、店長にビラを撒いたり、広告を打ったりして不特定多数の人の人に伝えるよりも1対1のコミュニケーションで営業することが最も効果があるという話をしてもらい、地道なアンケート調査や屋台販売はまさに営業の本質に触れていたのだなと考えます。

Q.なぜ、そのような成長ができたと思うでござるか?

2点ともに言えるのは、目標をあらかじめ設定していたこと、そういったアイデアやスキルが必要な環境に置かれたことだと思います。
特に前者は研修が終了して振り返ってから気づいたもので、本気で目標を成功させるために考え、必要性を感じ行動した結果なのではないかと思います。

また、海外での営業活動をしてみたいというのは研修に行く前に掲げた目標の1つであるため、自分が日々成長し、目標に近づいていることを実感でき、それが辛い時にも大きな励みになっていたと思います。

Q.「まだ自分には足りない」と感じていることはあるでござるか?

「インプットしたことを自分の頭の中で整理し、自分なりに解釈して自分の考えを持つ」ことです。プノンペン滞在中はたくさんの普段は出会えないようなすごい人たちの話を聞くことができました。
ただ、感動して自分の中で完結させていました。自分よりも豊かでかつ特異な人生経験を積んでいる方々の話を聞いて自分はどう感じたのか、どういうことを学んだか、自分はそのことについてどういう考えを持つのかといったことまで考えることが就活中、あるいは社会人になればより重要になってくると思います。

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Q.今後、どんなことに取り組みたいとおもうでござるか?

新卒で就活をし、海外展開に積極的な企業に就職したいです。そこでやりたいことが思ったようにできないようであれば、環境を変えるか、あるいは起業したい、それぐらいストイックな気持ちを持って働きたいです。

サムライ君からひとこと
しっかり計画を立てて、泥臭いことを実直にこなしていた大和さん。
大学生とは思えない安定感があり、実に頼りになったでござる。

海外で働く事、起業することの綺麗な部分だけでなく、泥臭く、地味な活動を自分で体験し、そこから成果を出せたことは、今後の人生設計に大きく役に立つ経験なるでござる。
是非、近い将来、海外で活躍して欲しいでござる!

 

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