おかめ、焼き鳥、流しそうめん!既存の枠に囚われない商品開発を行いました!
山口和花子さん

 

4週間のサムライカレー期間中、朝から晩まで考え、動き、話し、店頭に立ち、常にメンバーの中心で大立ち回りを演じていた和花子さん。

マーケティング、商品開発、店舗設計、販売をやりながら、チームメンバーを鼓舞し、まとめ、メンバーを揺さぶりまくった彼女は、カンボジアでなにを学んだのか?

 

なぜ、サムライカレーインターンに参加しようと思ったでござるか?

カンボジアで自分たちの企画したものを実際に売ってみよう!この一言にシビれて参加を決意しました。

昨今の大学生は、検索エンジンを使って情報を得ることが当たり前になっています。しかし、サムライカレーでは、自ら情報を集め、分析し、企画し、否が応でも主体性を持って行動することが求められています。
ここまで実践的なインターンで自分はどのくらいできるのだろう?と思い、参加しました。

 

︎実際に何をやったでござるか?

1ヶ月の前半は、AEON MALLのバレンタインフェアでカンボジア人にわたあめと白玉を売り、おかめのお面をかぶって接客しました。
後半は、経費600ドルを与えられ、プノンペン王立大学でわたあめと焼き鳥と流しそうめんを売りました。

前半では、AEON MALLやプノンペン市街の飲食店50店舗の売れている商品をリサーチし、チームで話し合った結果、スイーツがウケるのでは?と方向性が決まり、試食会で白玉スイーツを出しました。

■白玉スイーツは、甘くない!

しかし、カンボジア人に合わせて激甘で作った白玉スイーツは「甘くない」と言われ、振り出しに戻りました。その時点で、AEON MALL販売2日前でした。

私たちは、白玉とシロップをとにかく甘くする対策をとってAEON MALLで実際に販売しました。その結果、見た目の可愛さにきてくれる人はいるものの、全く売れず、わたあめだけが爆走状態でした。

 

また、中国の旧正月シーズンの影響により、AEON MALL自体の来客動員数が少なく、私たちの周りには一切飲食店がないこともあり、よりお客さんが寄ってこない状況でした。
環境は最悪、商品もウケないのに、私たちのチームは誰一人として諦めていませんでした。

 

■打開策は、「おかめ」!

私たちが取った打開策は、4P分析のうち、Place(場所)とPromotion(プロモーション)、Product(商品)を変えることでした。

まず、わたあめが売れている状況だったので、休憩を装ってわたあめを持ってAEON MALL中を歩き自らを広告塔とし、店舗での接客では日本的なお面をかぶり通り過ぎるお客様の注意を引いて集客アップを狙いました。

また、制作時間のかかる白玉スイーツをやめて、在庫の管理しやすいラスクの販売に変更しました。

その結果、おめんとわたあめの練り歩きで集客アップに成功し、わたあめ製作中にラスクを販売して、売上を伸ばすことができました。

売れない中でも、常に自分たちにできることを考え続けることや、失敗しても常に打開策を考え続けること。最後の最後に売上を上げることに成功したのは、失敗の積み重ねがあったからこそだと思っています。

 

︎この経験を通じて、工夫して頑張ったことは?成長したと思うところはどこでござるか?

前半のmissionの中で自分が工夫して頑張ったことは、売れない中でも自分たちにできることはないかと常に考え続け、おめんの接客とわたあめを持って練り歩くプロモーションを考案したことです。

成長したと思うところは、最後まで諦めずに意識を高く持ってやり抜いた事と、物事を多角的に見て判断するようになった事です。

■思うように行かないことばかり!でも、

カンボジアでは、思うようにいかないことがほとんどでした。でも、接客的にカンボジア人にコミュニケーションを取って身振り手振りで交渉して、周りと意見を出し合いながら打開策を模索し続けることが成功につながると学ぶことができました。

 

後半では何をやったでござるか?

後半では、前半の反省や得た経験を活かすミッションを与えられました。そのミッションとは「600ドルの経費をつかって、王立プノンペン大学で行われる『絆祭り』で利益の出すこと」でした。

私たちはまず、なにを売るかを決めるために、2グループに分かれ企画を練ることにしました。
大学でアンケートを取り、その生のデータを分析してどんな商品を売るべきかを各々企画して、プレゼンテーションをし、良いアイデアを選ぶことにしたのです。

ここで私たちは、『絆まつり』の認知度の調査・お祭りで食べたいスイーツ、その他フードの調査・屋台に出せる価格の調査を、王立プノンペン大学の学生100人にアンケートを取りました。

調査の結果、圧倒的に焼き鳥が人気で、価格は平均で2.0ドル出せることが判明しました。

ローカルのマーケットで材料を仕入れて販売すれば、原価を抑えられるので、利益もしっかり出せそうだという根拠を持って、プレゼンテーションを行いました。

■が、しかしチームは崩壊!

しかし、このプレゼンテーションでは、2つのグループの意見がまとまらず、チーム全体の方向性が定まりませんでした。
とりあえず試食会を行うことになりました。試食会後もやはり意見が全くまとまらず、チーム崩壊寸前の状態になりました。

ここで、いつもクールで頭が良いメンバーが涙ながらに私たちに本音を打ち明けてくれたことでチームが1つにまとまりました。

■感情は、時に論理を超える!

「なぜ売れるか、なぜ利益がでるか」という論理だけではチームはまとまらない場合がある。なぜまとまったのか説明はできませんが、本気でやりたい、達成したいという感情は、時に論理を超えた力を発揮するのです。

 

ここで、私たちは既存の成功モデルであるわたあめで経費の回収をし、焼き鳥で利益を出す戦略を取りました。しかし、既存の成功モデルだけでは物足りないと感じていたので流しそうめんも追加で行うことにしました。

■が、しかし、流しそうめんが売れない!

流しそうめんを実際に行ってみると、カンボジア人の興味をそそるものの、お金を払ってまで参加しないという結果が判明しました。

この時点で私たちが抱えている問題は、与えられた経費と出店料を返済するだけの利益を上げなければいけない事と、時間もお金もかけてまで機材を揃えた流しそうめんが全く売れない事。

これに対して取った打開策は、流しそうめんを無料化し、そこでの集客をわたあめと焼き鳥に繋げることでした。

■フリーミアム、その結果

その結果、流しそうめんの無料化によって集客率を上げることに成功し、わたあめを常に稼働させて注意を引き、焼き鳥は流しそうめんで人が集まるタイミングで焼き始めて香りで注意を引くプロモーションを行い、売上を40%上げることに成功しました。

 

︎この経験を通じて、工夫して頑張ったことは?成長したと思うところはなんでござるか?

前半のミッションを終了した時点で、自分のキャリアに対して「既存のビジネスモデルをなぞるだけではなく、新規のビジネスモデルを提案できる人材になりたい」という思いを持って後半に臨みました。

その中で私が後半で工夫したことは、前半で得た情報と新しい現場で得た情報を照らし合わせながら、既存の成功モデルであるわたあめで使用した経費を回収する仕組みを提案し、今まで誰も挑戦していない「流しそうめん」企画したことです。

1ヶ月通して成長したこところは、前半終了後に抱いた「既存のビジネスモデルをなぞるだけではなく、新規のビジネスモデルを提案できる人材になりたい」という目標を、後半で実践に移せたことです。

 

■アジアで、新規事業をやりたい!

また、このインターンでの経験を通して、私はアジアでの新規事業の企画の仕事に就きたいと思いました。まだまだ開拓の余地があるアジアで誰も踏み込んだことのない領域のパイオニアとして事業を企画したい思いを持つ事ができたのはこの1ヶ月のインターンでやりがいを感じる事ができたからです。

 

サムライ君からひとこと

メンバーも、スタッフも、顧客も巻き込み、どんどん新しい事に挑戦する和花子さん。
彼女はさながら「働きマン」の主人公のようでござった。

全力で突っ走るので、時に軋轢を生じるし、時に豪快に空振りもする。
それでも諦めず、前に進んで行き、結果を出す姿は、立派なビジネスパーソンでした。

こういう若者がいるから、日本もまだまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれる、彼女の活躍でござった。
世界をフィールドに、もっと暴れ回ってほしいでござる。

 

 

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