永井 惇さん 

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多摩大学3年の11月にサムライカレーに参加した永井さん。
将来、自分の会社を興したいという予定はあるが、帰国後まずは日本企業に就職することにしました。

そして、やってきた就活。彼の就職活動は山有り谷有りだったでござる。
どんな山と谷があったのか、聞いてみたでござる。

 

■きっかけは、安藤美冬ゼミ

Q.なぜサムライカレーに参加したでござるか?

当時、安藤美冬先生のゼミに参加しており、彼女から「おもしろいプログラムがあるよ!」と紹介されたのがきっかけです。

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先生も、実際にカンボジアまで観に行っての話だったので「コレは間違いない」と思い参加しました。

サムライカレーではどんなことをしたでござるか?

前半は、サッカーワールドカップの試合会場での販売でした。
ちょうど私が参加した2015年11月は、サッカーワールドカップアジア2次予選のカンボジア代表vs日本代表が、プノンペンのオリンピックスタジアムで開催されるときでした。
その会場で営業権をもらっていたので、何を売るか考え、その準備をしていました。

 

■カレー屋として、ワールドカップ会場で、ビールを売る

ちなみに、会場で売ったのは、ビール。

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カレーも作って持っていったのですが、ビールが売れすぎて、カレーどころじゃなく、蓋を開けることもなしにお店に持って帰り、みんなで食べた思い出が…。

後半は、他のメンバーと一緒に、サムライカレー短期体験ツアーを作って、地元の旅行会社と組んで販売しました。
もう、カレー屋から完全に逸脱し、自分たちだけで考えて行動してたので、大変なことだらけでした。なにもかもが手探りの中、何とか開催にこぎ着けられたのは奇跡的だったと思います。

 

■キツかった。それが自身に繋がった

サムライカレーでは自由にやらしてくれる環境はあるが、その分結果を残さなくてはいけない。毎晩ミーティングをし常に考え続けました。
海外という地で、毎日試行錯誤し考えそして、行動をする。大変だがここまでのことを経験できる所はない。就活の材料にもなりましたが、なにより自信につながりました。

「カンボジアであれだけやったんだから、大丈夫」という確信が、就活で自信を持って戦えた要因でした。

Q.帰国後はどんなことをしたでござるか?

帰国後、就活でした。
普通に就職活動の準備をして、最初は誰もが受けるような大手企業を受けていました。
広告で私服でクリエイティブ、おしゃれなオフィスというのが会社を選ぶ基準。

 

■初期の段階で内定はとれた。しかし・・・

サムライカレーのエピソードはどこに行ってもバカ受けで、エントリーシートはほとんど通りますし、面接も上手く行くことが多く、大手企業から内定をいただく事もできました。

ただ、ここで、ひとつ疑問が浮かびました。
「自分は、大手企業に行くのが目的だったのか?」

大手企業の面接では、面接官から「扱いにくい」といわれたこともありました。
自分で判断して、自分で行動したいということを熱く語っていたところ、「うちの会社では、若いうちからその様に突出されると扱いにくい」といわれたのです。

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確かに日本企業ではそういうところがあるし、そういう企業文化で上手く行っている会社に自分が入るのは、会社にとっても自分にとっても不幸です。
そういうことを思い出してみると、自分はなんで大手企業ばかり受けていたんだろうと思ってしまったのです。
Q.なるほど、それで何かを変えたのでござるか?

はい。
内定をいただいた企業には辞退の連絡をし、ベンチャーを受けることにしました。
何でも任せてくれるような、規模が小さく、勢いのある会社を受けまくりました。

将来起業したいという希望もあるので、海外、結果主義、年功序列関係なしの会社で個としてのスキルアップをしなくてはならないと考えたのです。始めた頃とは真逆のベンチャーで営業職。

このような会社でも、エントリーシートは通るし、面接も通る。でも、その後落とし穴が待っていました。
最終面接で落とされ続けたのです。

 

■最終面接で落とされ続ける日々

Q.その原因はなんだったのでござるか?

最初はそれが分からず悩みました。
しかし、いろいろな人の話を聞いている中でだんだんと分かってきたことがあります。

面接が通る時、面接官は社員でした。しかし、ベンチャーの最終面接にでてくる人は社長であり、経営者です。

社員の人から見ると、大学生が、自分で目標を設定し、自分で計画を立て、苦労をしながらそれを達成し利益を上げるという体験はすごいことだと認識してくれます。社員の人も体験したことがない、半ば経営者的な事を外国でやっているのですから。

しかし、経営者からしてみると、我々がやっていることは、超小さい経営に過ぎません。
やったことがない人から見るとすごいことですが、いつもやっている人から見たら超縮小版に過ぎないのです。
それをどや顔で語っていた自分が恥ずかしくなりました。

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■そして、復活へ

それが分かってから、改めて自分がやりたいことを見つめ直し、謙虚な姿勢で話すようにしたら、また内定がとれるようになりました。
結局どのような会社にいくことにしたでござるか?

社員50人くらいのベンチャー企業です。
内定をいただいた翌日に内定者懇談会があったのですが「別に来なくてもいいから」というくらいの自由すぎる会社。
会社に入ってからも、入社一年目からどんどん仕事を任されるということで、どんなことになるのか今から楽しみです。

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■就活は、テストじゃねえんだよ!

これから就活をする人になにか伝えたいことがあるでござるか?

最初は「どんな会社に入ってどんな仕事をするか」よりも「就活というテストにどうやって合格するか」を考えていた気がします。
もし、そのテストに合格するのがギリギリのラインだったら、内定もらった瞬間に安心して、その企業に入社していたかもしれません。

でも、幸いにも、内定を取ること自体はそれほど苦労はしなかったため、その後のことを考える余裕がありました。「どんな会社に入ってどんな仕事をするか」です。

それゆえ、就活をまた1からやり直す羽目になり大変だったのですが、でも、終わった後納得のいく就活ができたと考えています。

自分はこうやって遠回りをしてしまいましたが、みなさんは、最初から「どんな仕事がしたいか」ということを目星を付けて、受ける企業を探すといいと思います。

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Q.多摩大の後輩たちに伝えたいことはあるでござるか?

このようなプログラムに授業のある11月に参加するのは前代未聞と言われましたが、実際に参加してその成果を発表したら、高く評価されて、単位をもらうこともできました。
その結果、今年からは奨学金も出て、単位ももらえる正式科目になったそうです。(うらやましい)

サムライカレーでは、最初に「先駆者になれ!」と言われます。
自分たちが先駆者となって道は作ったので、ぜひカンボジアで「先駆者体験」してください。
その体験をすれば、就活がうまくいくとかいうレベルを超えて、自分がどんなことをして生きていきたいかまで考えることができるようになれると思います。

私は、役職、将来、希望地など優遇されるような大手企業の内定を取ったのに、それを辞退し、その後6.7.8.内定0でした。そして、9月にやっと内定をとりました。

 

■軸をつくれ!考え続けろ!楽しめ!

最初の内定で辞めず自分が何をしたいのか、そのために今何をするべきか、考えモチベーションを維持して活動を続けたのは自分の財産になったと思います。

自分は何をやりたいのか?という軸をしっかり作るようにしました。軸作りがら本当に大変。
そのためには、折れない心。楽しむ心を維持してほしいです。様々なジャンルの会社や業種を見て考え続けて欲しい。そして、口約束は信じない。

辛い時、、、、友達と飲みながら話し合い。
日記をつけやる気を出す。YouTubeで名言集を見てやる気を出す。色んな人に会いに行き話す。行動する。親と飲みながら話す。
参考にはならないかもしれませんが、フリースタイルダンジョというラップバトルも見ていました。
ラップのように即興で、頭で考え言葉にする。あの早さを面接でいかせると思ったのです。

就活対策は、マニュアルを知る事も大切ですが、このようなオリジナルな対策もしたほうがいいと思います。

そして、サムライカレーは本当にオススメ。確実に人生の強みになります。多摩大生には是非参加して欲しいです。

サムライ君からひとこと

普通の学生は、内定を取るのでやっとで、とった時点で安心してしまうでござる。
しかし、永井君は、そこからが本当の就活のスタートになったのでござる。

本人は、余力があったから、それまで考えが浅かったからといってますが、本当は、辛いときにも最後まで諦めず最善を尽くすという、精神的な体力が備わっていたからでしょう。

そんなタフな人間になれたのも、カンボジアでのタフな経験があったからこそ。
ベンチャー企業での永井君の活躍に期待!でござる。

 

■多摩大学の学生のみなさんへ

多摩大学では、サムライカレーに参加すると奨学金がもらえる上に4単位もらえるという制度が2016年冬から制定されました。
東京で生活するよりも安い価格で、春休み、カンボジアでこんな体験ができます。詳しくは、学生課にいってパンフレットを読んでみてください。

■すべての大学生のみなさんへ

サムライカレー説明会で、この話をもっと詳しくいたします。
2016年12月にも2回開催しますので、日程をぜひご確認ください。

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