牧田拓也さん 〜 無茶なスピードで動いたら、自分の強味と弱みがわかった!
牧田拓也さん(2015年6月生)
自分にも他人にも厳しく、プロジェクトをガンガン引っ張っていく牧田さん
カンボジア・プノンペンというアウェーの環境でも積極的にチームの活動に貢献してくれたでござる。
そんな牧田君が感じた自分の強味・弱み、そしてこれからやっていきたいこととは?
サムライ君が聞いてみたでござる。
Q.サムライカレーで学んだことはどんなことでござるか?
大別して3つあります。
①スピード感を高めることの大切さ
②異国で仕事をする大変さ
③自分の強み
① スピード感を高めることの大切さ
日本にいる時もこのスピードは結構意識していた方ですが、カンボジアのスピード感には度肝を抜かれました。
とにかく何でもできる。
きっと規制のゆるさだけでなく、カンボジア全体の若さ所以だと僕は思っています。
視界に入り込んでくる人々がだいたい若者。超高齢化している日本とは大違いです。活気が見て取れたのは新鮮でした。
国全体がそうであるが故に僕らにもそれと同じか、それ以上のスピード感が求められます。明日やろうはバカヤロウ。この言葉を身にしみて感じられました。
現状の日本のように失敗を恐れて一つひとつの行動に慎重になりすぎるのではなく、小さくてもいいから、失敗してもいいから、どんどんPDCAを回していく。これが何かを作ったり、行動していく際には非常に大切さだと学びました。
② 異国で仕事をする大変さ
異国で仕事をする大変さをまざまざと実感しました。
今後は異国、特に東南アジアでビジネスをする機会は大いに増えます。その時通る道は、外国人のマネジメント。その時の問題は、言語の壁というより、文化や考え方、歴史、特性など、スキル面以外での問題の方が大きいと感じました。
今回はなかったようですが、給料が良くないという理由で急に仕事をやめたり、来なくなったりするのは当たり前だそうで、継続勤務期間は半年で長いレベルだそうです。大変ですよ、そんな彼ら(カンボジア人)をマネジメントするのは。
ですが、彼らは物覚えもよく、手先も器用な方々が多いです。かつ日本と比べると人件費が大幅に低い。彼らを雇わない理由が見当たりません。
様々な違いや日本人の僕らが持っている常識が通じない中で、仕事をするということは本当に大変なことだとは思いますが、その分得られるものも大きく、成長をまざまざと感じられて楽しいのだと思います。
③ 自分の強み
改めて自分の強みがわかりました。
僕はアイデアマンタイプではありません。誰かが出したアイデアをブラッシュアップしたり、論理を組み立てたり、まとめたりしていくことの方が得意だということを1ヶ月チームで仕事をしていく中で実感しました。
また、そのような役割で仕事をしている時、非常に楽しかったのを覚えています。確かに自分の意見が通らず、時には悔しい思いもしました。ですが、周りのアイデアの方がチームとして結果を出すには適しているのであれば、そちらをより良いものにしていくことの方がよほど大事です。
また忘れてはいけないのは、自分の強みも社会に価値を残せて初めて強みになるということ。そのように考えれば、自分の役割(強み)は価値あるものなのだと感じました。アイデアも深みのあるものにならなければ何の意味も持ちません。
今は勝手に2番手が向いているのかな?と思っています笑。
Q.サムライカレー1ヶ月で、自分自身が成長したと思う事はどんなことでござるか?
自分の意見を頑なに言い続けるのではなく、周りの意見に耳を傾け、柔軟に行動できるようになりました。=様々な考えや価値観を受け入れられる土壌が身につきました。
Q.なぜ、そのような成長ができたと思うでござるか?.
常に目的意識を持って行動していたからだと思っています。
僕らにはミッションが毎回与えられるのですが、これをチームで達成することが求められているわけです。そのため、自分一人の意見を押し通すことはミッション達成を遠ざけてしまう要因になってしまい兼ねません。
常にそのように意識していたため、周りの意見を聞いて、ミッション達成への最適解を見つける努力が出来たのだと思います。また、相手の言っていることに耳を傾け、意見を真っ向から否定するではなく、どうやったらより良くできるかを考えていたからだと思っています。
特に議論の際は、相手の言わんとすることを頭をフル回転させて把握し、それをまとめようと意識していました。
Q.「まだ自分には足りない」と感じていることはあるでござるか?
英語での積極的なコミュニケーション
外に出て市場調査をしたり、アンケートを取る場面が複数あったのですが、英語を使って積極的なコミュニケーションをとることができませんでした。
というのも、伝わらなかったらどうしよう?という不安が先行してしまったからです。そもそも話さなければ伝わらないし、自分からコミュニケーションをとるべきなのにも拘らず、それを十分にできなかった。
そのため、これからのヨーロッパでの活動においては、今回の反省を活かし、自ら積極的に英語でコミュニケーションを取って行きたいと思っています。
自分の想いを具現化し、巻き込む力
人のアイデアをより良くしていくのは上述の通り、得意みたいなのですが、自分のアイデアや想いを具現化していくのは苦手なのかもしれません。
自分がリーダーとなって新しい物を企画する場面はこれから社会人になる僕にとっては間違いなく訪れる場面だと思っています。また、仮にいいアイデアや想いだったとしても、1人で進めていくには限界があります。そのため、周りの人たちを巻き込んで行かなければなりません。
時と場合に応じてこちらもできるような人になりたいです。
Q.今後、どんなことに取り組みたいとおもうでござるか?
大きく4つあります。
東南アジア人の採用、育成に関わりたい。
カンボジアの発展スピードに驚き、感動したと同時に日本に対しての危機感が強まりました。周りを見ても高齢者ばかり。カンボジアとは大違いで、このままでは数十年後に経済状況が逆転してもおかしくないと思っています。
日本をそうしないためには、日本の国際競争力を高める必要があると思うのです。将来は今以上に日本の様々な企業に東南アジアを中心とした外国人が増えてくると思っています。つまり供給が生まれるわけです。
サムライカレーでの経験を活かし、日本企業と東南アジア人のマッチングをできるようになりたいです。
カンボジアに教員を増やす取り組みをしたい。
具体的な方法は未だ決まっていませんが、学校はたくさんあるものの、教員が少ないという現状をどうにかしたいと思ったからです。カンボジアの教育水準の低さはここにあると思っています。国が成長するためには、教育は欠かせません。
日本でも英語を定期的に話す環境を作る。
外国人と交流できるサークルに入るか作りたいと思っています。また、定期的にイベントに参加したり、自ら作ることで外国人との交流を増やしたいです。
これは、自分が英語の感覚を忘れないためと、積極的なコミュニケーションをする環境を強制的に作るため、そしてもっと多くの文化を知り、視野を広げたいと思っています。
日本語を海外で勉強している外国人(特に東南アジア)たちを日本に連れて来たい。
言語を学ぶのもそうですが、その国の文化を知るために一番手っ取り早いのは、その国に行くことだと自らが実感しました。そのため、彼らにもそれを味わってもらいたい。
ただ日本はいろいろと高いので、上手く企業協賛を付けるなどして彼らの金銭的負担を減らしたいと思っています。
サムライ君からひとこと
実に個性的なメンバーがそろった2015年6月生。
その個性がバラバラだったため、みんな、自分の立ち位置に迷ったり、悩んだりしていたのでござるが、1ヶ月の共同生活の中で、自分がやるべき事、他のメンバーに任せるべき事がハッキリしてきたようでござる。
個人でできることはあまりなく、みんなの強味を活かしながらチームで作り上げていくのが仕事です。牧田君も、サムライカレーでハッキリした自分の個性を活かして、ここであげたやりたことをひとつでも多く実行してほしいでござる。
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