インドで学んだ、仕事の進め方や上司とのコミュニケーション〜矢賀大嗣さん
インドの実践型インターン「サムライガチインターン」を経験した矢賀大嗣さん。
インドでビジネスを経験したことで、日本ではなかなか得られなかった学びや経験ができました。
そんななかで、今回の体験のなかで何が一番印象に残ったのか、インドに来て何が良かったのかを聞いてみました。
インドでのインターンを経験をしたのはいつですか?
大学2年生の春、2019年2月から3月にかけて3週間経験しました。
3週間のインドの体験のなかで一番印象に残ったことはなんですか?
社会人としての仕事の進め方や上司との正しいコミュニケーションの仕方を教わったことです。
インドインターンのなかで、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を作る仕事をしていたのですが、そこでうまくいかないことがあり、一人で悩んでしまった結果、中途半端な形で終わってしまいました。
そのときに、上司から「最後までやり切ろうとする推進力があるのはいいことなんだけど、できないとわかった時点で相談や代替案を出してほしかった。一人で考え込まずに報連相をして欲しい。会社に入ってからは上司をいかにして楽にさせられるのかが大事だよ」とフィードバックをもらいました。
そこで、指示を待ったり勝手に自分で突っ走ったりするのではなくて、報連相をして、上司と円滑にコミュニケーションを取ることが社会人では大切だと学びました。
RPA:ホワイトカラーの業務を自動化するシステムのこと、およびその概念を指す。
バンガロールの町で印象に残ったことはなんですか?
想像していた以上に町が発展していたことに驚きました。
バラック小屋にインド人がいてみたいなイメージがあったんですけど、普通に洋服も着てて、欧米風の建物もたくさん並んでいて、インドに対するイメージが良い意味で変わりました。
ただそれでも、物乞いに絡まれたり、街頭インタビューでヒンディー語で罵倒されたりもしたこともありました・・・
あとは、ゴミが散らかっていたり、水道管が壊れていたりしてて、インフラがまだまだ整っていない印象も受けましたし、オートリキシャ(インドで普及している三輪タクシー)に乗っているときに、逆走で走ってくる人がたくさんいて、何度も危ない目に合いました。
インドは、まだまだインフラや法整備がまだまだ整っていない国だと思ったと同時に、こういったことを改善できれば、今後中国を超える可能性がある国だと思いました。
3週間のインドの体験のなかで、ビジネス面で一番印象に残ったことはなんですか?
先ほどの報連相や上司とのコミュニケーションにも通ずることだと思いますが、仮説を立ててから仕事を進める重要性を学べたことです。
自分は、3週間のうちの最初の1週間は出来が悪くて、一回目のミッションを発表したときに的外れなことを言ってしまいました。
そこで、仮説を立てて軸を作ったうえで、話を組み立てることが大切だと学びました。
この学びは、日本に帰ってからも役に立っていることで、日本国内のインターンでチームディスカッションをしてても、誰にも負けない強みになりました。また、学内のビジネスコンテストのなかでもより具体的な仮説や軸を立てられるようになり、好成績の残すことができました。
そのビジネスコンテストでは、具体的にどのような軸を立てたんですか?
そのビジネスコンテストでは、従来のページをめくって学習する教科書はつまらないと考えて、子供達がより興味を持ってくれるためにはどうすればいいのか?という軸を持ち、立体像で見れる教育系の電子ソフトを作って提案しました。
はじめに、子供達が楽しんで学べる教科書を作るという軸を伝えたうえで、具体的にどの部分が楽しめるのかを説明するプレゼンができました。
この経験のおかげで、日本でビジネスコンテストやチーム対抗のグループディスカッションをしても、自分がチームの舵取りをするときは負けなくなりました。
最後に、インドに来て一番良かったと感じたことはなんですか?
これは決定的なものなんですけど、将来はシステムエンジニアになりたいという夢が決まったことです。
インドに行く前は、就活に強いゼミに入ってビジネスメールの書き方を学んだり、学生自治会で広報の仕事をしたりして、成果を上げることができ、自分がやってることはすごいことだと思っていました。
ただ、今回のインドでの失敗体験をしたことで、今まで自分が培ってきた自信を無くしてしまいました。
そんななかでも、今回の失敗を帰国後のインターンやビジネスコンテストで活かすことができていますし、ITの分野に進みたいと思うようになりました。
今は、将来絶対にITの分野に進みたいという目標ができ、独学でプログラミングを勉強しています。
サムライ君からひとこと
3週間、インドでビジネス経験をした矢賀さん。
今回の経験によって、自分の力不足を痛感したものの、今回の失敗や経験を踏まえて、帰国後の就職活動で活かしています。
ビジネス上でのコミュニケーションを学べたことはもちろんですが、自分が何に向いていて、どの業界に進みたいのかというという軸を持てたことは、今回の経験でもっとも財産になったことだと思います。
自分の弱みや足りないことに気づくことができ、何が自分に向いているのかを知れるのは、実践型のインターンならではの良さだといえるでしょう。
今後就職活動をする人のなかで「今の自分には何が足りないのか?」「どんな仕事が向いているのか?」と感じている人はぜひ参加してみてください。
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