田中祥子さん 2015年3月生
たった1週間のサムライカレーの滞在だった田中さんですが、台風のようにガンガン動いて、大きな成果を出していってくれたでござる。
そんな1週間で彼女は何を学び、将来どんなことをしたいと思うようになったのか?
サムライ君がインタビューしてみました。
Qサムライカレーで学んだこと学んだことはどんなことでござるか?
部下に囲まれて仕事をすることが日常生活であまりないのでどういう風にしたら自分の支持が伝わるのかとかどういう先輩についていきたいと思うか、逆にどういう先輩の言うことは聞きたくないかなど考えるきっかけになりました。
今まで上の人の言うことを聞いてきて、受け身体制になって指示待ちの生活が多かったのであまり自分から積極的に動いて物事をあれこれと考えたりしたことは今まで少なかったので新鮮でした。
自分が行動せずに人に指示ばかりしている上司は好きではないのでメンバーにしてほしいことがあったら自分がたくさん動くことが大切であり、そうすることによって、メンバーに影響を与えることができる存在にならなきゃいけないと思いました。
Qサムライカレー一か月で自分自身が成長したと思うことはどんなことでござるか?
たくさん考えることができたことです。いろんな角度から物事をたくさん考える引き出しを持てる人間になった。人と何か話しながら物事を決めていく時に違う視点に立たないと物の本質が見えない時があるのでその違う視点から物事をとらえる力がついたと思います。
また、何か物事を成し遂げる時の責任感も生まれた。今まである程度人に頼ったり人の支持を待つだけだったりしたが今回は少ない期間の中で結果を出さなければいけない場面が多くて人に頼るより頼ってもらうようにならなきゃいけないと思えました。
Qなぜ、そのような成長ができたと思うでござるか?
絆フェスティバルというお祭りに出店したのですが、準備期間が短かったので行き当たりばったりの選択ができなかった中で用意するものいるものの確認事項が多くて不安でした。
不安の状態をなくすためにも下準備は欠かせなくて、料理関連の準備はカンボジアスタッフにやってもらうので煙たがられても何回も意思疎通ができてなかったということが後々無いように確認しました。
準備に不備があって当日グダグダするのは避けたかったのでメンバー皆が自分のやることわかる必要がありました。実際、苦労しながら準備をしたのですが、現場で行動すると皆、きちんと「わかった」状態で行動できていたので、今回の取り組みは成功だなと確信できました。
また、短期間で追い込まれるという環境がとてもよかったです。
私以外の参加者は皆二週間以上だったので「私、短かったかな。」と気にしたが私には短期勝負が自分の性に合っていたみたいで、こまで心に余裕がないとある程度結果を出せていなかったと思う。
失敗しても後悔しても次があると思ってしまうから。私に次は無かったので追い込めてよかった。
Q「まだ自分には足りない」と感じていることはあるでござるか?
サムライカレーとは関係ある(?)か分からないが、お金の管理がとても下手くそだと反省。
今回のこのプログラムに参加する前はのうのうとタイとシェムリアップで観光を楽しんでいたのでプノンペンに到着してから残りの期間の小遣いが足りないと焦った。
一週間の主食を大豆とミネラルウォーターとパンに決めてたまにカレー、たまにご飯。あ、コーラやアクエリアスは毎日飲んでいました!
この失敗は先のことをよく考えず、思いつきとノリで動いている自分の性格に問題ありだなと思った。快適な旅をするならある程度予想外の出費のことも考える必要があります。反省。
Q今後、どんなことに取り組みたいと思うでござるか?
いろんなことに挑戦していきたい。自分の興味のあることに着手していきたいです。
まず、今まで体験してきたことを相手にわかりやすく伝える言葉のトレーニングをしたいです。
英語を学ぶのも大事だけど、日本語も私はうまく使いこなせていないから知らないことわざや慣用句を知って会話をもっと楽しみたいです。使える言葉が増えると会話が楽しいし、日本語のことをもっと好きになれると思います。
アメリカの友達で日本語を勉強している(というよりもはや私からしてみれば駆使しているのだが)子からよく質問されるので質問の答えにすぐ答えられなかったり、調べることが多いです。
自分の自分たちの言語に対して無関心であることを認めてしまうし、改めて「日本語の上達は英語の上達」と感じます。
英語を話すときは文法ばかり気にしているのに日本語を話すときは文法のことなんて考えたことあるでしょうか。普段から何気なしに話している日本語に文法があることを忘れている。母国語で相手に分かりやすく、かつポイントを押さえてものを話せる人はたいてい英語も流暢であることに最近気づきました。
日本語を正しく使って、英語も使えるようになろう!そのために語彙力を上げる!知らない単語は辞書ですぐ調べる!読書量を増やす!あと海外で働く口実を作るための資格を取りたい!
こんなことを考えています
そして、「私は日本人である」ということと「日本人しかできないことがある」という条件をうまく使痛いと考えています。そこで「初生ひな鑑別師」か「着付け技能士」の資格どちらか取りたい。どちらも国家資格であるし、日本人の職業である。初生ひな鑑別師についてはむしろ国内で職がなく、ヨーロッパでの需要が高くしっかり就労ビザがおります。
この資格をつかって、海外で働いてみたいと考えています。
もちろん、普通の会社に入って「セカ就!」することも視野にいれています。
サムライ君からひとこと
短期間で、嵐のようにカレー屋起業体験をしていった祥子さん。
この1週間の中で、彼女は「自分は海外で働ける」という確信を持ち、「もっと密にコミュニケーションをとりたい」というモチベーションを持つことができたでござる。
これを元に、何を学ぶのか、どんな資格を取るのか、それを使ってどんな仕事に就くのかを考えることができるようになったのが最大の収穫だっはずでござる。
この経験を元に、さらに精進して、世界で活躍できる人材になってくだされ!