加納雅貴さん ~ 日本人のあたりまえはカンボジア人には通じない!

加納雅貴さん(四月生)

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日本国内で働いていて、仕事を辞めて1年間海外を飛び回った加納さん。
旅行をしたり、フィリピンに英語をしたり、様々な体験のフィナーレを飾るために参加したサムライカレープロジェクト!

さあ、このあとどんな進路を選ぶのでござるか!?
Q.なぜ、サムライカレープロジェクトに参加しようと思ったのでござるか?

・就職活動する前に一度海外でビジネスをする経験を積みたかった。

・前職は営業だったが、それ以外の商品開発、広報、外部提携など様々な業務に携わってみたかった。

Q.プノンペンの町はどうだったでござるか?

・思った以上に発展している。実家の周りは田んぼだらけなので、正直侮っていた。  イオンも出来るし、もう負けてます。 ルーフトップバーなんかはもう雰囲気もお値段も日本ですね。

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・カンボジアに限ったことではないがSIMカードがどこでも購入できる環境は日本も見習うべきかと

・でも正直、食事はあまり口に合わなかったので体重が3キロほど減ってしまい、今日本で必死に暴飲暴食中です(笑)

・街中には若い人であふれていて、東南アジアの熱気とパワーを感じることが出来た。  高級住宅などは本当に日本と見間違うほどで、止まっている車は殆どが日本の高級車。正直驚きです

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Q.サムライカレープロジェクトでどんなことをやったでござるか?

・主に外部提携を担ってました  Momi&Toy’sさんとのカレーパン、

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ラーメンキオスクとのカレーラーメンコラボ、

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メコン大学のカフェに置いてもらうよう依頼  途中で終わってしまったが、デリバリーサイトへの出店やCJCCでの販売も手掛けてました。

・また商品改良(デフォルトで揚げ野菜を入れたこと)などをしました。
・外部での試食会(メコン大学、タヤマ日本語学校でのカレーパン試食、ヤマハ試乗会でのクメールカレー試食会)

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・CJCCでのランチに関わる意識調査/人気店に出向いて試食、

Q.一番印象に残ったのはなんでござるか?

・スタッフだけでなくカンボジア人の語学スキルの高さ  多くの人は英語が話せるし、中には日本語も話せる人がいる。  特に多くのCJCCの学生は非常に優秀だし、正直日本人は負けていると思う。

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それでも日本人が高い給料を貰えるのは、”日本人”だからであり、その点に関しては非常にラッキーだったとしか言えないが、もっと危機感を持つべきだと思った。

・日本人の当たり前は、カンボジア人の当たり前でなく、その事を伝えることの大変さ。

カンボジアスタッフは普通に店番中に座ったり携帯をいじっているが、正直違和感を覚えた。
でもそれを伝える術が分からなかった。また”店の売上が上がらなければ、将来的にはスタッフが解雇されるよ”と伝えるも、まともに聞く耳は持ってもらえない。
語学スキルは高くても、それ以外のスキルや意識はまだまだ途上国レベルなのは否めない。

・白い恋人の空き缶が商品になってること(笑)

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・結婚式に参加させてもらったが、正直無駄なイベントの数々。

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でもそれこそ現地の文化であり、理解しないと良好な関係を築く事は難しいこと

同様に食事も日本人には理解出来ない味付けが多いのだが、それを美味しいと思って食べている人は大勢いる。
その事を理解せずに、日本風を押し付けても受け入れてもらえない

・アジアにおける商売の展開の早さ
カレーラーメンコラボの直ぐに決まりましたし、新店舗探しにしてもとにかく早い!!

・頭を使わない単純作業は簡単にアウトソーシング出来てしまうので、仕組みを作る側の人間にならないと将来困る

・目的意識を持っていれば街中にヒントが溢れている  (看板の作り方が分からなければ街に出て聞けばいいし、カレーの作り方が分からなければ隣のオバちゃんに教えてもらう)

Q.やり残したことはあるでござるか?

・いろいろな手段を講じましたが、なかなか売上が伸びないことが苦しかったです。

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・また期間の問題でデリバリーサイトやCJCCの交渉に参加出来なかったこと

Q.これからなにがやりたいでござるか?

今年1年は半分以上は海外にいましたが、やはり思ったことは”日本の素晴らしさ”です。
これは実際に海外に長期間滞在したことのある人間にしかわからないと思います。 最初は現地採用で、海外から日本の商品(良さ)を発信するする仕事を思い描いていましたが、 今は日本を拠点に出張ベースで日本を発信していていく仕事に就きたいと思ってます。

サムライくんから一言

1年間アジアを飛び回った加納さん。そのおかげで、日本の良さがより一層よくわかったというのは、素晴らしい発見だったでござる。

その良さを活かしてビジネスをするフィールドは、日本にも海外にもある。ぜひ、日本から世界に向けて、その素晴らしさを発信していってほしいでござる!

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