プノンペン郊外の日本のリサイクルショップがあった!そこには驚愕の中古品が!

サムライカレープノンペンによくお越しいただいているお客様に、日本のリサイクルショップ関係の仕事をされている方がいます。

日本のリサイクルショップで引き取ったものを輸入してきて、アジアで売る。そんなリサイクルショップの店舗を見せていただきました。

プノンペン市内からトゥクトゥクで15分くらい行ったところにあるリサイクルショップ。

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「Reuse Tokyo」って書いてありますね。信頼と安心のTOKYOブランド。

中に入ってみると、結構広いです。

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清潔な店内に、様々な日本のリユース品が雑多に並べられています。
もう半分は、衣料品中心。

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店内をうろうろすると、実にいろいろな掘り出し物がみつかりますsP1040521

森進一の置き時計。カンボジア人的にどううつるのか?

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サンリオの黒歴史、バッドばつ丸。性格の悪いキャラクターという新境地だったのだが…。

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このクソ熱いカンボジアで鍋というのも乙なもんです。

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ひな人形ばら売り。値札の貼り方が酷い…。

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昭和の香りがするメカ、一家に一台エバースチーム。これって何に使うものなんだろう?

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ビール各社のノベリティグラス。ちなみに、カンボジアでもアサヒビールとか売ってます。

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謎のめざまし時計「南十字星」。なぜ、サザンクロス?

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麻雀パイ。5800円の値札がついてますが、10ドル(1000円)で売ってました。サムライカレーで雀荘つくったら、お客さん来るかな?

そして、今回最大のチャレンジ。白い恋人!

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の空き缶!
3ドルという強気の値段をつけてみました。これが売れたら、ミラクルです!

こんな風に、日本人目線でみるとツッコミどころ満載なのですが、素晴らしいのが本当にこれらのものが売れていることです。

「平均170人くらいのお客さんが来ていて、1200ドルくらい売り上げてますね。」

これらの商品は、日本のリサイクルショップで引き取ったものです。
品質の良いものは有料で買い取るのですが、古かったり、汚れが多かったり、部品が欠けているものに関しては、無料で引き取るのです。(粗大ゴミに出すと有料なので、引き取ってもらえるだけでもありがたい)

これを、コンテナに詰めて東南アジアに輸出!そして、このように売り出されるわけです。

ちなみに、コンテナ一個を輸入するのにかかる経費は、ざっと100万円。洋服だったらこの中に2.5万枚くらい入るので、一枚100円(1ドル)で売っても、利益率50%を越えます。悪くないですね。

カンボジアのような、途上国の中の途上国に来ると、ものの選択肢が少ないことに気付きます。必要な洋服を手に入れることはできるのですが、色を選んだり、柄を選んだり、サイズを選んだりすると、自分の好みに合うモノがほとんどないことはしばしばです。

家具なんかも同様で、家のインテリアに合うもの、異国情緒あふれるもの、人が持ってないものなどということを考えると選択肢は凄く少ないのです。

それゆえ、信頼と実績のジャパンブランド付きのこのリサイクルショップは、多くのカンボジア人にとって、素晴らしい宝の山になるのです。

所変われば、価値が変わる。
それは、人材も一緒。海外就職の面白さと、リサイクルショップの面白さは、繋がるところがあります。

ちなみに、ルイヴィトンなどのホンモノのブランドものの傷ついたバッグを置こうとしたら、店員のカンボジア人に「そんなものを置いたら、店の格が下がる」と言われたそうです。

彼らにとって、ヴィトンのバックは、どこのマーケットでも売っている偽物の印象の方が強い。高級品という印象がないんです。ブランドがブランドとして通用しない世界。実に面白い。

「最近は、どの品物にいくらくらいの値段をつければいいか肌感覚でわかるようになってきましたね。」

いや、そのスキル、今後、カンボジアに進出しようとする企業からみたら宝物ですよ!

ちなみに、このリサイクルショップ(何店舗かあります)の店長をやってくれる人大募集中だそうです。

サムライカレーに参加してサバイバル力をつけて、カンボジアが気に入ったらそのまま就職!何てこともできますので、興味がある人はぜひご連絡ください

しかし、このリサイクルショップに来る人は、いったいどんな人達なのか?

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その正体は?次回に続く!

 

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