為末大さんがメダルを取れたのは、一人で海外に行ったからだ

昨日、元陸上選手(現 株式会社侍代表取締役)の為末大さんとの交流会@プノンペンに行ってきました。

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初めてのオリンピックで、ハードルを越えられず予選落ち。ハードルに対する恐怖も生まれてしまったそうです。

その原因を
1.外国人選手の走りに慣れておらず影響を受けてしまった
2.思ったよりも風がありそれに対応できなかった
と、分析し、その克服のために、一人で海外に行き、海外の競技会に出場することにしました。

その結果「もうやるしかない」という状態になり、ハードルへの恐怖もなくなったとのこと。これは、私たちがやっている研修プログラムの思想と全く同じでした。

「人と同じことをしなきゃいけない」「ルールを破っちゃいけない」という恐怖と、
「外国汚い、危険」「外国人怖い」という思い込みで、行動できない学生・社会人。
彼らをカンボジアに連れてきて、「やるしかない」状況にすると、その恐怖や思い込みを克服できるのです。

奇遇にも「株式会社侍」と「サムライカレー」というサムライ繋がり。
しかし、それ以上に、我々がやっていることが、世界的な陸上選手が成果を出した方法と同じだったということが非常に嬉しく、また、オリンピック選手でありながら、そんな無茶を一人で挑戦した為末さんに、あらためて尊敬の念を抱きました。

一緒に来た、研修生の子たちも、非常に学びが大きかったとおもうし、今後のプログラムへのモチベーションアップになったと思います。

主催のプノンさん、猪塚さん、そして、為末さん。ありがとうございました。

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PDCAとか、マーケティングの4Pとか、SWOT分析とか、ホントに役に立つのか実践してみよう!

コンサルタントの人とがよく使う、PDCAサイクルとか、マーケティングの4Pとか、SWOT分析とかいう言葉。大学生の皆さんには、そんなお題目を本当に社会人は使っているのか?と、疑問に思っているかもしれません。

こういうものは、使うところでは使っていますし、なれている人は頭の中で使ってたりするのです。
そんな、マーケティング基礎スキルを、実践で使ってみることができるのが、サムライカレー。

例えば、サムライ駄菓子屋を作ろう!とお題がだされ、机の上には日本から買ってきた膨大な種類の駄菓子が並びます。

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さあ、これをどこから売っていこう?と、なったとき、問題点は山ほど出てきます。

売り物はなにがあるのか?
どんな売り方をするのか?
幾らで売るのか?
駄菓子はカンボジアの人たちに受けるのか?
カンボジアのお菓子っていくらくらいなのか?
店先で売って売れるのか?
お菓子とカレーをセットで売ったらどうか?

これらを同時並行で解決しようと思っても、しっちゃかめっちゃかになってしまい、話が前にすすみません。そこで、課題を整理するためにマーケティングの4Pというフレームワークを使います。

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ものを売るときに考えなきゃいけない大事なことは4点あります。
Product 製品、Price 価格、Place 場所、Promotion プロモーション

これをひとつひとつ決めて行くことで、どうやって売ればいいかを考えることができるのです。

「さあ、この4Pのうち、どこから決めて行こうか」
「まずは…なにを売るか…Productからですかね。」
「そうだね。このたくさんある商品の中から、どれを売るかを決めることが先決だね。次に、なにを決めればいいと思う?」
「順番としては、値段 Priceですかね。場所とプロモーションは最後でいいと思います」
「よし、ではその順番で考えて行こう。まずは、この中から売れる商品を選ぼう!それにはどうすればいいと思う?」

そんな感じで、
・カンボジア人数人による、日本の駄菓子試食会で、好きなお菓子ランキングを作る

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・人気があった商品をどうやって入荷するか/どうやって作るかを考えて原価を求める

・その原価を踏まえて、複数の価格を付けて、実際に売ってみて売れ行きから値段を考える

・複数の場所で売ってみて、どんなところで売れるかを調査する
・重点販売する場所で、どんなプロモーションをするかを考える

といったように、段々と売り方を作っていき、「最終日までに50ドル売り上げる」といった目標を立てて販売をしていくわけです。

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これ以外にも、
新しくなにをやるかを考えるときにはブレインストーミング、

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実際にやってみて上手くいったか、いかなかったかを分析し次の行動を考えるPDCAサイクル、
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広告を打つとき、差別化要因を考えるためにSWOT分析
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など、社会人になって、ホントに業務で使う基礎的な理論を使って考えてみて、それを実践で試すことができるのです。

理論を学びながら、実践で試したい人は、ウェルカムとぅサムライカレー!

内定を取ったあとの大学4年生は、残りの期間何をすべきか

就職活動の期間がいろいろすったもんだありましたが、そろそろ内定が決まって就職活動完了!となっている大学4年生も増えていると思います。
こういう人たちと話をすると決まって聞かれるのが「残りの学生生活で何をすべきか?」ということです。

「ひとつは英語。ひとつは海外慣れ。」
これが私が答える回答です。

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英語は、学ぶのに時間がかかる上に、若い方が覚えが早い。そして、学んで損することが絶対にない。鉄板です。

そして、もう一つは海外に慣れることです。
これからどんな会社に入るにしろ、「海外で働く」「外国人と一緒に働く」「外国人のお客さんのために働く」ということは避けて通れません。逆にいうと、これが出来ない人は、会社から見たら「使いどころが少ない、使いにくい人材」ということになってしまいます。

とはいえ、すぐに外国人と働けるスキルがつくわけでもありません。入社前のみなさんに身につけて欲しいのは「海外で働いてくれ」「外国人と一緒にチームを組んで仕事をしてくれ」と言われたときに、「わかりました」と力強く安請け合いできるレベルの自信です。

海外に行ったことがない人にとっては、海外というのはどんなものがわからないので恐怖が生じます。
外国人と仕事をしたことがない人にとっては、ガイジンというのは人間かどうかもわからないので、一緒に仕事をできるという感覚がまるでありまえん。

でも、一度行ってみたら「普通に人が生活している場所だ」「同じ人間だ」ということがわかり、怖がることなくチャレンジができるようになるのです。
だから、まずは、海外に旅行に行く、ボランティアに行くということをしてみてください。

さらに、もう一歩ビジネスに踏み込みたい人にとっては、旅やボランティアだけでは足りないことがでてきます。なぜなら、旅やボランティアは、外国の人にお金や者やサービスを「あげる」経験を積むことだからです。

ビ ジネスというのは、自分たちがサービスを「あげる」と同時に、お客様から対価を「もらう」ことが必要になります。一方的に上げる分にはなにをあげてもあら かた喜んでもらいますが、あげるかわりに対価をもらう、つまり「売る」ためには、お客様が満足するような工夫をたくさんする必要があります。

海外で、この「売る」行為をしたら、きっと会社で外国人と働くことも怖くなくなるでしょう。
多くの大学生は日本国内でもこの「売る」という行為に不慣れです。逆に言えば、「売る」ことに慣れている人は、会社に入った時点で、他の新入社員から頭ひとつ抜けた状態で会社員生活をスタートできるのです。

サムライカレーで、この「外国人に売る」という経験を積んで、新卒で大手人材会社に入った方は、1年目から売り上げ成績で全国一位を獲得したそうです。

「失敗してもいいからとりあえずやる」を日本でやったら、大手人材会社で全国一位になりました

人がしていない経験を積むことで、一気に差を付ける。
カンボジアで、カレー屋やろうぜ!

9/27(日)サムライカレー無料説明会はこちら!

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サムライカレーは社会人におすすめです!

歳いってるんですが、サムライカレーに参加できますか?
これは、よく聞かれる質問です。

サムライカレーの参加者の7割は20代の学生ですが、残りの3割は3,40台のサラリーマンです。

仕事をしながら2週間の長期休暇をとって来てくれる人もいますが、一番多いのは仕事を辞めて、次の仕事の合間に来る人です。
日本で仕事をしていて、次の仕事に移る前、そのリフレッシュとしてサムライカレーに参加するのは非常にいい選択肢だと思います。

ある程度長期間同じ仕事をしていると、多かれ少なかれ価値観が固定化されます。会う人の種類、やる仕事の内容、行く場所。これらが固定化されると、人生に張りがなくなります。

また、大手企業にいると、仕事が細分化されており、自分がやっている仕事が誰の役に立っているのか?なんのために仕事をしているのか?がわからなくなってきます。
そんなもやもやが積もり積もると、段々と仕事が楽しくなくなるのです。

サムライカレーの舞台であるカンボジアは、昭和の日本のような見事な発展途上国。高いビルが少ない、道路が舗装されていない、スーパーマーケットが数件しかないなど、あらゆる意味で日本の都市部とは違った光景が広がっています。

そこで行なうカレー屋業務も、キッチンで作ったカレーをお客様に提供する。大学でビラを配って働いてくれる人を探す。路上でカレーパンを売る。看板を作るために看板屋を探す。といった、ものすごく原始的な仕事になります。

それ故に、結果が見えやすく、自分がした仕事がなんの役に立っているかがすぐに見えるのです。

4時間かけて作ったカレーを美味しそうに食べてくれるお客さんをみたり、自分が連れてきて面接した女子大生が毎日真面目に働いてくれたり、カレーパンを完売したり、思いのほか簡単に看板ができたりしたときに、「自分の仕事が役に立ってる、仕事って楽しい!」と感じられるわけです。

この感覚は、大企業に入った後も活かされます。
小さな店の様々な業務を、自分の会社に当てはめて、自分はどこにいるのかを把握できれば、自分の仕事がなんの役に立つのかが見えてきます。
カンボジアでの様々な業務レベルの低さに驚いた後なら、日本の取引先の業務レベルの高さに感謝できるようになります。

なにより、日本の会社で本当に駄目なら、カンボジアでカレー作って売れば生きていける、と良くも悪くも開き直れるはずです。

固定化された人間関係や仕事内容に風穴をあけ、新しい第一歩を踏み出すきっかけを作るのに最適な機会が、サムライカレープロジェクトなのです。

サムライカレー終了後、日本の会社に入る人も、海外就職する人もいます。
どちらの選択肢をとるにせよ、サムライカレーで視野を広げ、自信をつけてから選択すると、よりよい未来が開けると思います。

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サムライカレーは就活生におすすめ!

サムライカレーは就活生にお勧めです。

私は、複数社の新卒面接の担当者に会っていますが、口を揃えていうのは
「もう、サークルと、バイトと、語学留学の話は聞き飽きたんですよね」
ということです。

この3つは、大学生活を楽しむためや、将来の投資としては素晴らしい活動なのですが、会社で自分をアピールするための材料としてはちょっと弱いのです。

サークルは、基本「遊び」ですので、ビジネス的なアピールには向いていません。
そして、バイトと語学留学は、人から指示されたことをこなすことを中心としたアクティビティなので、自分独自のアピールをするのが難しいのです。

もちろん、サークルでリーダーシップをとり、外部企業と交渉をしてスポンサーを取り付け、数百人を動員するイベントを実行しました!とか、

バイトで実力を評価され、部下10人を管理する店舗マネージャーになり、店舗の売り上げを40%以上あげました!とか

特筆すべき結果を残す人もおり、このエピソードは面接官にも響くでしょう。
リーダーシップをとるとか、「大人」と交渉するとか、お金を稼ぐとかの、実践を伴うエピソードなら、企業側も本気で話を聞きたくなるのです。

サムライカレーでは、異国の地で、外国人従業員と一緒に、自分でリーダーシップを取って、お金を稼ぐ体験ができます。

企業の人事担当者に「うちの社員にも、こういう経験をしてもらいたい」と言わしめるような研修です。

「カンボジアで、カレー屋を作ってきました」
という、インパクトのあるつかみだけではなく、

「業務拡大にともない人手が不足したので、人材採用を提案し、その担当をしました。現地の大学でビラまきをして候補者を募集すると同時に、採用基準を考えました。その際注意したことは…」

と、人事部の面接官がやっているのと同じ事をやったということを話せば、面接官にも興味を持ってもらうことができるはずです。

特別な才能や魅力がある人は、出会った瞬間オーラで包み込むことができますが、そうでない人は、過去の実績で勝負です。大学時代、際だった成績や活躍がなかった人は「変わったこと」それも「ビジネスと直結する変わったこと」は強いアピールポイントになるのです。

経営コンサルタントの大前研一氏は、著書「稼ぐ力「仕事がなくなる」時代の新しい働き方」でこう言っています。

今、多くの企業が求めているのは、自分で稼げる仕事をみつけてくるような社員であり、その危機感を共有出来るか否かが、「採用基準」になると言ってよい

まさに、サムライカレーで体験出来る「自分で仕事を見つけて実行する」という経験が、企業が求めているものなのです。

エントリーシートを書いてみて、書くことがないなーと思う人は、ぜひご参加下さい!

welcome

参考記事 : 大谷冬馬さん 〜 サムライカレーは就職活動で武器になりました!
//samuraicurry.com/voice/toma

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サムライカレーは大学生におすすめ!

2014年6月現在、サムライカレー参加者の7割は大学生です。

長期休暇を利用しての参加や、大学を一年休学して、その期間を語学留学やインターンとあわせて、サムライカレープロジェクトに参加してくれています。

参加者も1年生から5年生まで、様々。 中でも、1,2年生の参加がおすすめです。

大学生活において、時間に余裕のある1,2年生。ここで参加をすると、自分が将来何をしたいか、大学在学中に何を学べばいいかが見えてきます。

サムライカレーでは、生産から販売、マーケティング、人事、企業提携など、小さなお店ですが、企業経営に関わる全ての仕事に携わることができます。 そのため、自分がどんな仕事をすると楽しいのか、どんなメリットをお客様に与えることができるのかが見えてきます。 同時に、バイトのように与えられた仕事をするのではなく、自分でやりたいことを探して、それを実行するという癖がつきます。

すると、サムライカレー終了後も、自分がやりたいことが何かを理解し、そのために大学生活中に何を身につければいいか、自分で考えるようになるのです。 外国人を相手にしたセールスをするのが楽しいと思ったなら、そのためにはどんな経験が必要なのか自分で考えるようになるのです。

考えるきっかけも、プノンペンにはたくさん転がっています。 欧米人のお客様を接客したり、英語が話せる現地の人と交渉をしたりすることで、英語で仕事をするにはどれくらいの英語力が必要か、肌で感じることができます。 お店に遊びに来るカンボジアの起業家の人たちと話をしていると、外国人と仕事をする上での苦労がわかります。

それらのことを踏まえて、1ヶ月間自分で試行錯誤して、うまく行かなかった悔しさは、その後の学生生活での学習のモチベーションになります。 うまくいったうれしさは、自分の自信となり、新しい事をする勇気を与えてくれます。

また、日頃大学の友達やバイト先の社員さんとしか会っていないと、世界は広がりません。サムライカレーでは、様々な年代の同僚参加者はもちろん、お店に遊びに来る現地企業かの方やサッカー選手、バイトや取引先のカンボジア人、近所の子供たちなど、非日常の出会いにあふれています。

海外での仕事という体験と、日本では絶対会えない人たちとの交流。若いうちに他の人がしないことをしたいひとは、ぜひ!

welcome

参考記事:考える力の弱い人へ (Chikirinの日記)
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20140601

ちきりんさんも、生まれつき飛び抜けて考える力が強い人以外は、他の人がしない経験をすることで、考えるための材料を増やすことを推奨しています。

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