サムライ伝説その4-2.サムライカレー開店への道(驚愕のカンボジアンクオリティ編)

back8_1 4-1.サムライカレー開店への道 back8_1b 5-1 サムライカレーパンを作ろう! カレー屋を開店するのに必要なのはカレーライスだけではありません。カレー作りに七転八倒しながらも、備品の調達を次々と進めていきます。 「ユニフォームってどうやってつくるの?」「名刺は?」「看板は?」 現地で起業している人や現地人に聞きまくって、なんとかお店を探しに行きます。 まずは、自分たちでデザインした名刺。 4-2a 「サムライカレー」の文字を、カフェの店員にクメール語で打ってもらったのですが、印刷屋に持っていったら「この文字間違ってるよ」 日本よ、コレがカンボジアだ。 そもそも、クメール語がWindows(MAC)で打てるようになったのは結構最近のことで、まだまだ打てる人が少ない。だから、看板とかチラシとかを印刷するときも、手書きで原稿を持っていって、印刷屋に代打ちしてもらうことが多いんだそうだ。 書類を手書きで書いて、女性一般職社員にワープロで清書してもらっていた、昭和の日本みたいだ…。 4-2b さらに、名刺を印刷するところをみてたんですが、家庭用のプリンターで印刷して、手で薄いビニールを貼ってラミネート加工し、定規とカッターで切断してました。家内制手工業…。これを、100枚6ドルでやるって、どういう人件費なんだよ…。 ちなみに、サムライカレーステッカーも同時に頼んだのですが、やっぱり手作業で切断してます…。 4-2c 日々、新しい驚きにぶちあたる毎日です。

さらに、自分たちで、清掃業者を見つけてきたり、看板屋で看板作ってきたり、もう、私にはやることがありません(金を出すこと以外) ちなみに、店の垂れ幕は発注してから4時間で印刷と取り付けがおわりました。早すぎ。 sDSC_0557 そして、店員が着るサムライカレーユニフォーム。 これも、自分たちのデザインです。 4-2e 自分たちで歩いて、自分たちで店を見つけ、データ納品方法を聞き、データを作り、価格交渉して、作ったオリジナルユニフォーム。 もちろん、納期交渉もしっかりして、開店の3日前に出来上がることを約束して…2日前になっても届けに来ない! こんな時も慌てて騒いで、店に電話!そして、直接行く!いつ届けるんだ!?と交渉。これを、連日朝昼繰り返して、めでたく、開店当日の午前10時に、発注してた分の半分が届きました! 4-2f 頼んでもいないのに、胸のサムライマークが刺繍になってたり、首の後ろのロゴがワニのマークと「らこすて」だったりして、もうクオリティが高いのか低いのかわけわかめです。 大学生の彼らが、たった2週間でこんな風に自主的に動いているのは感動的ですらあります。だって、普通、カンボジアで看板屋とか掃除屋とか見つけてこれる?カンボジア人の家内制手工業の工場でほぼ英語が通じない中、交渉できる? 見事、期日通りに開店したサムライカレープノンペン。初日は4時間で30人以上のお客様にきてもらう大繁盛でした! やっぱり、人間って、やればできるんです! back8_1 4-1.サムライカレー開店への道 back8_1b 5-1 サムライカレーパンを作ろう! 本連載は、毎週1回更新されます。 5-1 は7/27(日)公開予定。 すぐに読みたい!という人は、こちらをどうぞ。

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